内面からの美しさと健康をサポートしてくれるプロフェッショナルへのインタビュー。
今回は管理栄養士の資格を持ち、健康に関わるさまざまなお仕事の経験をもとに「一般社団法人 日本健康食育協会」を立ち上げた、柏原 幸代さんにお話を伺いました。
 「食育」というと子育てに関係するイメージがありますが、柏原さんが推奨するのは“楽しく・正しく食べて、健康と美を手に入れる”というライフスタイル。
バージョン40世代にとって関心の高い「健康」「美」について、お話していただきました。


-「日本健康食育協会」というのは、何をするところなのでしょうか?

 「食と健康に関するいろいろな啓蒙活動を行っていますが、中心となるのが、食と健康教育の専門家を育成し、仕事の支援をするための、健康・食育マスター講座です」          


-その「健康・食育マスター講座」とはどんな講座なんですか?

 「健康・食育ジュニアマスターと健康・食育シニアマスター、2つのステップがあります。
ジュニアマスターの方は、健康に関わるさまざまなデータを用いながら、食・身体・メンタル・運動について体系的に学ぶ健康理論と、健康のためになにをどうやって選び、食べるのかという食選力を身に付ける食事理論の二本柱でできています。
シニアマスターはその知識を更に発展させて、健康教育やセミナーなどが行える講師を目指すコースです。資格取得後に仕事を確立させるためのビジネススクールも開催し、独立の支援などもしています。
医療や介護、美容や飲食に関わる方はもちろん、一般の方々にもたくさん受講していただいています」


-そのような協会設立に至るまで、柏原さんはどんなお仕事をされてきたのでしょうか?

 「昔から健康や食には興味があって、大学では管理栄養士の資格を取りました。ただ管理栄養士の仕事先はとても限られていたため、卒業後はとあるスーパーマーケットに入社し、お店や工場で働きました。
並行してスポーツインストラクターの資格を取ったあと、フィットネスクラブの仕事をすることになりました。
さらにご縁があって、新規事業でネイルサロンを始めるという方の元で仕事をしました。25才でその会社の役員になり、新たに栄養士を置いたエステサロンの展開も始まり、統括した事業部を任されました。更にこのご縁でサプリメントの会社の役員に就任し、その後独立して株式会社を立ち上げ、2011年末に現在の協会をつくりました」          


-かなりめまぐるしいキャリアですね

「偶然にもいろいろな方とのご縁があって、誘っていただいたり助けていただいたりしているうちに、もともと関心のあった健康と食に関わる協会を作ることになりました」          


-健康に関わるお仕事に携わってきた柏原さんから見て、今のアラフォー女性の食の環境はいかがですか?

anti_20140130_1「忙しい女性が多いので、朝は食べない、忙しくてお昼が食べられなかった、夕食が遅くなるなど不規則になりがちですね。
皆さん不規則で栄養も偏っているとわかっているので、不足しているものをサプリや野菜ジュースなどで補おうとしています。
健康に気を遣うのはいいことですが、サプリや野菜ジュースはあくまでも補助的に摂るものであって、食事の代わりにはならないものです。
逆に、“サプリや野菜ジュースを飲んでいるから大丈夫”と、食事をおろそかにする意識にもなりがちです。
美容と健康の実現には、ただ栄養素を取り入れるだけでなく、きちんと噛める固形物を食べて、胃腸を動かし、消化吸収の機能を働かせることが大切です」          


-バランスよく食べることはいいことだとわかっていても、なかなかそれができないんですが・・・

「“あれはダメ”“これはこうしなきゃ”とか、“太るから我慢しよう”といった、食生活に禁止・制限・我慢が多いとストレスが大きく、なかなかうまくいきません」          


-どういうことなのか、よくわからないんですが・・・

「例えばダイエットのために食事を制限する方は多いですね。食べ物が入ってこなくなると、身体は防衛本能を働かせて、溜め込み体質になり代謝が落ちます。さらに、不足が続くと筋肉や骨まで落ちてしまいます。つまり、食べるのを我慢することは健康的に痩せることにつながらないんです。またストレスが溜まるので、「今日はいいかな」と気が緩んだ時にはドカ喰いしてしまって、リバウンドしやすくなります。
だから無理に抑制をするのはやめて、代謝をあげる食べ方を知ることが、痩せるための近道なんです。
私がいつも言っているのは、“食べていけないものは無い。食事は楽しくおいしく食べないともったいない。まず体に必要な食べ物を知る”ということです」          


-その食べ物の選び方について、私たちがすぐにできそうなコトはありませんか?

 「お帰りが遅くなって、どうしてもお弁当やお総菜を買って夕食にするという方も多いと思います。最近、太るからとごはんは少なめにして、バランスをよくするためにおかずの品数を増やす傾向があります。
そんな方はまず、ごはんとおみそ汁をしっかり食べておかずを控えめにしてみてください。品数は増やさずシンプルにすることがおすすめです。おかずが多いと、化学調味料、油、塩分、添加物なども増えがちです。
またお弁当やお惣菜を買うにしてもできるだけ手作りの物を選ぶようにした方がいいですね。工場で作られているものは、加工されていますので」


-なんだか味気なくないですか?

 「シンプルにすると食費はかなり安くなります。その分、いい食材を買うのがコツです。お米やお味噌をいつもより高いものにしてみてください。すると、ごはんとおみそ汁が飛躍的に美味しくなり、ぜいたくな食事になります。
おかずがいろいろ必要だと思うと自炊も億劫になりますが、みそ汁に具をたっぷり入れれば、おかずは1品くらいあれば大丈夫。だから、せめてごはんくらいは自分で炊いて欲しいですね。まとめて炊いて、冷凍しておけばいつでもすぐに食べられます。ごはんに雑穀を混ぜて炊くとさらに美容&健康効果がグッとあがります。お肌が若返り、太りにくくなりますよ。質のいい雑穀を選べば、甘みがあってもっちり炊き上がりますので、むしろ味わいのある、豊かなごはんといえます」          


-最初は違和感あるかもしれませんが、食費も安くなって健康にもなるならいいですね

「日本人の基本食は、ごはんとみそ汁の組み合わせ。シンプルだから飽きずに食べられるとも言えます。食費の浮いたお金は、食材をレベルアップすることと楽しい外食に使えたら心も満足ですしね」          


-目からウロコの考え方でした。では最後に、読者にメッセージをお願いできますか。

 「とても当たり前すぎて忘れがちですが、私たちの身体を作るのは食べ物以外にありません。つまり健康も美も、食べ物によって左右されるわけです。
食べ物を正しく選ぶ眼を持ったうえで、楽しくおいしく食べて、元気に過ごしてほしいですね」

 

◆編集部の一言
今回のインタビューを通じて「食べ物だけが身体をつくる」という当たり前のことに気付かされました。まさにアラフォー世代の柏原さんですが、楽しく正しい食生活のおかげか、昔よりも元気になり、見た目も若返ったと言います。我慢をせず、正しい選択をしておいしく食べることが健康につながるのなら、こんなにいいことはないですね。

 

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柏原 幸代さん anti_20140130_kashiwabara
一般社団法人 日本健康食育協会 代表理事。管理栄養士。ダイエット・アドバイザー。
資生堂学園常勤講師、東京都医師会委員、健康・食育マスター講座監修者(公益財団法人日本生涯学習協議会(所管:内閣府)監修・認定)、株式会社OTY食ライフ研究所取締役副会長、株式会社サンファイブ取締役、素敵栄養士委員会委員長。
共立女子大学食物学科管理栄養士コース卒業。2007年に栄養士の専門会社である食ライフデザイン株式会社を設立し、2012年4月まで代表取締役を務める。2012年4月より一般社団法人日本健康食育協会 代表理事に就任。
医療機関や健診施設にて対象者一人ひとりにあわせた栄養コンサルタント、高級スーパーでのマーケティング、飲食店店舗開発、大手ドラッグストアとのサプリメントや化粧品開発、エステ業界やJリーグユースチーム、プロボクサーなどトップアスリートの食サポートも得意とする。また、経営者から教職員、ビジネスマンなどの心と体の食サポーターとして企業の健康管理に長年携わる。
あらゆる業界での2万人以上の食生活サポートの経験から、日本人の体質に着目した、ごはん(雑穀米)を主軸とした独自のメソッドを確立。そのノウハウを伝えるため2005年任意団体を立ち上げ、「健康・食育マスター講座」をスタート。健康と食育の専門家、健康・食育マスターを育成し、企業や自治体との食から健康を創るプロジェクトを推進する。
2008年より、定食屋チェーン大戸屋の食育プロジェクトのアドバイザーとして、社員教育、メニューへのアドバイス、海外も含め店舗における食育セミナーの開催などを行う。セミナー開催実績400回を超え、8000名を超えるお客様を動員している。著書に「お腹からやせる食べかた」(講談社)、共著に「たっぷりごはんとシンプルおかずおなかやせ定食」(主婦の友社)があり、好評を博す。

◆一般社団法人 日本健康食育協会 ホームページ