doppo読者の皆さん、はじめまして。
一般社団法人日本アンチエイジング・ダイエット協会、認定アドバイザーの北川 美香と申します。
私が所属するアンチエイジング・ダイエット協会は、「正しくしっかり食べて体内からもっとキレイになる。自分の体型・スタイルを知ってもっと素敵に魅せる」をコンセプトに、健康と美のための栄養学と食事法、睡眠、ファッションスタイルに関する幅広い知識を提供している協会です。
このコラムでは、「ダイエットも美も健康も手に入れるよくばりライフ」を実現するためのエッセンスを、毎月少しずつお伝えしてまいりますので、宜しくお願い致します。
さてあいかわらず暑い日が続いていますが、冷房での冷え、暑さによる寝不足、食欲不振等、ストレスを溜めこんでいませんか?
ご存知の方も多いかと思いますが、これらの外的要因によって、【女性ホルモン】はすぐにそのバランスを崩してしまいます。
ホルモンバランスの乱れは、身体的・精神的な不調をもたらすだけでなく、美しさにとっても大敵!
きちんと整えて、美しさを保ちましょう!
ところで皆さんは、一生のうちに分泌される女性ホルモンの“量”をご存知ですか?
ナント!≪スプーン一杯分≫と言われており、ほぼ個人差はないそうです。
このわずかな量の女性ホルモンが、私たち女性の約40年間(初潮〜閉経)の生活に多大な影響を与えています。
この女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の二つがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。
◎エストロゲン
~美のホルモン~
・月経後~排卵期に多く分泌される
・女性らしい体を作る
・骨量保持
・皮膚や粘膜の潤いを保つ
・自律神経のバランスを保つ
・基礎体温を下げる
・子宮に作用し、妊娠に備えて子宮の内膜を厚くする
◎プロゲステロン
~母のホルモン~
・排卵後~月経前に多く分泌される
・体内の水分保持
・食欲を増進させる働きがある
・皮脂の分泌が活発になる
・基礎体温を上げる
・妊娠を助けるホルモン
・子宮内膜に受精卵が着床しやすい状態に整える
“美のホルモン”と呼ばれるエストロゲンは、すべての女性に歓迎される頼もしい作用があるのに比べ、“母のホルモン”と呼ばれるプロゲステロンは、「おブスホルモン」などと呼ばれることもあるほど、あまり歓迎されない作用があります。
だからと言って、キレイになるためにはプロゲステロンは要らない・・・いいえ!決してその様なことはありません!
実はプロゲステロンは、エストロゲンが過剰になりすぎることによる子宮がんや乳がん、子宮内膜症などのリスクを軽減する働きをしてくれます。
女性の健康を保つために無くてはならないホルモンなのです!
最初でも触れたとおり、女性ホルモンはデリケートで、そのバランスは外的要因により簡単に崩れてしまいます。
毎日の生活習慣と食生活の工夫することで、ホルモンバランスの乱れを最小限に抑え、女性ホルモンを味方につけてより美しくなりましょう。
●ホルモンバランスを整える生活習慣とは?
1.生活のリズムを整える
朝の日光浴で体内時計をリセット
2.食事はバランスよく、規則正しく摂る
1日3食を基本とし、おやつを上手に活用する
(スナック類ではなく、おにぎり・バナナ・ヨーグルト・ナッツ・フルーツなど)
3.質の良い睡眠をとる
PC・スマホは最低でも寝る1時間前までにしましょう
4.適度に体を動かす
ウォーキングなど、有酸素運動を取り入れて体と心のバランスをとりましょう
●ホルモンバランスを整える食事のポイント
1.血糖値を緩やかに上げる食べ方を心掛ける
野菜⇒主菜⇒主食の順で食べる
2.血糖値の変動を少なくする
食事の間が長くなる時は間食(捕食)をとる
3.刺激物(カフェイン等)は避ける
交感神経を刺激してしまう為
4.ビタミンB6・カルシウム・ビタミン、ミネラルの摂取
B6は、月経前のイライラに効果的
5.ビタミンEの摂取
冷えの改善・予防、動脈硬化予防、抗ストレス、血流改善
特に不調を感じる割合の多いPMS(月経前症候群)症状がある方は、不足しがちな栄養素をしっかり補給しましょう!
また、月経後~排卵日までのエストロゲン優位の時期にアクティブに活動して、排卵後~生理前のプロゲステロン優位の時期には無理せずゆったりした生活を心掛けるといった、ホルモンバランスに逆らわない生活をすることもとても大切です。
次回は~美のホルモン~(エストロゲン)を味方につける方法についてお話ししたいと思います。
北川 美香 さん | ![]() |
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一般社団法人 日本アンチエイジング・ダイエット協会 認定アドバイザー 20年勤めていた会社を退社。 今年秋より、内面外面の両方からトータルで美しくなりたい女性に対する幅広いサポートやアドバイスを行うべく、現在準備中。 ブログ
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