皆さん、こんにちは。
一般社団法人日本アンチエイジング・ダイエット協会、認定アドバイザーの北川 美香です。
先月より「美」&「健康」に関するこのコラムがスタートしました。
初回は女性ホルモンのバランスを保つことで、美と健康を手に入れましょう!というお話をさせていただきました。
今回は2種類ある女性ホルモンのうち、「美のホルモン」と呼ばれる“エストロゲン”についてです。
エストロゲンは、私たち女性の美と健康にとって大変大きな役割を果たしています。
その恩恵をしっかり受けて、アンチエイジングライフを送りたいものですね。
●エストロゲンがもたらす代表的なアンチエイジング効果
・肌の潤いやハリを保つ
・髪を艶やかに保つ
・メタボ予防
・骨が弱くなるのを防ぐ(骨密度増加)
・血管がしなやかになる(動脈硬化予防)
・悪玉コレステロール⇒減/善玉コレステロール⇒増
・自律神経のバランスを整える
エストロゲンは卵巣から分泌されますが、受け取る受容体は脳や内臓、血管、骨、皮膚など全身の細胞に存在しています。
ですのでエストロゲンが問題なく分泌されていれば、その恩恵を十分に得ることができるのです。
特に【成熟期(20~30代)の女性】分泌量が最も多いとされています。
●40代ではエストロゲン分泌量が右肩下がりに
20~30代の成熟期がピークということは、ピークを過ぎた40代では、分泌量が減少の一途を辿っています。
確かに前回のコラムで書かせていただいた通り、生活習慣や食習慣を整えることで女性ホルモンを活性化させ、分泌量減少のスピードを緩やかにすることが可能な場合もあります。
しかし年齢とともに訪れる自然の流れとなるため、完全に食い止めることはできないのが現実です。
●私たちに嬉しいスーパーイソフラボンとは?
“大豆イソフラボン”は、耳慣れた言葉ですね。
名前の通り大豆製品に含まれる成分で、エストロゲンと似たような働きをしてくる女性の強い味方です!
そして、イソフラボンの中でもスーパーイソフラボンと呼ばれる『エクオール』という物質が、女性の身体に特に嬉しい作用をもたらしてくれるということが、様々な研究結果から明らかになっています。
●エクオールの主な作用
・エストロゲン様作用(上記エストロゲンのアンチエイジング効果)
・抗酸化作用
・乳がんの抑制
ですが同じように大豆製品を摂取しても、その恩恵を「受けられる人」・「受けられない人」がいます。
それは、『エクオール』を体内で生産できる腸内細菌をもっているかどうかによって決まります。
実は、『エクオール』を体内で作り出せだせる人の割合は、日本人では2人に1人と言われているのです。
●自分の身体を知って対策しましょう
これから訪れるかもしれない「更年期障害」の症状や障害の緩和にも役立つエクオール。
自分の身体で作られているかを、一度調べてみることをお勧めします。
病院の検査やネットで注文できる検査キットなどがあり、手軽にチェックできます。
それを知った上で、ご自分に合った対策をしてくださいね。
◆エクオールをつくれる人
○毎日適量の大豆・大豆製品を摂取して効果を継続させましょう!
◆エクオールを作れない人
○大豆を毎日食べる
○和食の回数を増やす
○腸内細菌のエサとなる、根菜・海藻・キノコなどの食物繊維を摂取(オリゴ糖も◎)
エクオールの生産能力は遺伝でなく、食生活の改善等で十分改善の可能性はあります!!
理想は、「食生活を改善して必要な腸内細菌を育てる」ことですが、現在ではエクオールを直接摂取できるサプリメントも販売されていますので、そちらを利用するのも一つの手段かもしれません。
女性としての魅力をキープするためには、私たちは生涯女性ホルモンを意識した生活を送ることが必要です。
自分の身体を知ってより良い対策をとること!それが、“美”と“健康”の維持<アンチエイジング>に繋がります。
是非、大人の余裕あるアンチエイジングライフを実践していきましょう。
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北川 美香 さん | ![]() |
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一般社団法人 日本アンチエイジング・ダイエット協会 認定アドバイザー 20年勤めていた会社を退社。 今年秋より、内面外面の両方からトータルで美しくなりたい女性に対する幅広いサポートやアドバイスを行うべく、現在準備中。 ブログ
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