皆さん、こんにちは。
一般社団法人日本アンチエイジング・ダイエット協会、認定アドバイザーの北川 美香です。
2月も厳しい寒さが続きましたがお元気にお過ごしですか?
さて、今回のテーマは「油」です。
“身体によくないもの”とイメージされがちですが、油の控えすぎはかえってよくありません。
賢く摂りいれて、美しさをぜひキープしてください。
油は敵?
【痩せるために油は極力摂らない】という方いませんか?
確かに摂り過ぎると、肥満や生活習慣病のリスクが高まります。
しかし、「油(脂質)」は「炭水化物」・「タンパク質」とともに、3大栄養素の1つなのです。
油(脂質)は、体のエネルギー源となるほか、細胞膜やホルモン、胆汁を作る材料となり、さらに皮膚に潤いを与えるなど、様々な働きをしています。
また、不足してしまうと、次のような弊害がでてくることもあります。
・血管や細胞膜が弱くなって、脳出血のリスクが高まる。
・脂溶性ビタミンの吸収率が低下する。
・肌荒れ、便秘(腸内環境悪化)、月経不順(ホルモンバランスの乱れ)などを招くこともある。
積極的に摂取したい油
美と健康のため、美しく痩せるために積極的に摂っていただきたいのは【オメガ3系】の油です。
悪玉コレステロールを減らしながら、善玉コレステロールを増やしてくれます。
肥満や動脈硬化などのメタボリックシンドロームを予防したり、抗炎症効果でアレルギー抑制や体内の酸化も抑えてくれます。
●摂り方のポイント
とても「酸化」しやすいため、熱を加えず生で摂取してください。
αリノレン酸は、サラダのドレッシング使用したり、調理後お料理に数滴かけたり混ぜたりしてください。
また賞味期限に関わらず、開封後は冷蔵庫で保管し、1か月ほどで使い切るようにします。
コレは避けたい油!
美を脅かす危険な油は、【トランス脂肪酸】。
自然界には存在しない、加工された植物油や魚油で、別名「狂った油」と呼ばれています。
摂取すると、肝臓で分解しきれずにニキビとなって皮膚から出てくるとうこともありますので、出来る限り避けましょう。
心疾患やガンのリスクを高めたり、アトピーなどアレルギー疾患の原因にもなるといわれています。
●含まれる食品
マーガリン・ショートニングやそれらを使ったパン・ケーキなどの洋菓子、植物性の生クリーム等。
この他、「酸化」した油の摂取も避けたいものです。
「油で調理したものはできるだけ早く食べる」
「再加熱を繰り返さない(レンジでの温め直しも酸化が進む)」
「インスタントラーメンやスナック菓子を控える」
など、少しの意識で防ぐことができます。
バランスよく脂質を摂取しましょう!
美と健康のため!と言っても、【オメガ3系】の油ばかりを摂取していては、やはり栄養の偏りが生じてかえって逆効果になってしまいます。
様々な脂肪酸をバランスよく摂ることを意識してみてください。
たとえば、熱を加える調理の際には「酸化しにくいオリーブオイルやこめ油などの一価不飽和脂肪酸を使う」「1日1食は主菜を魚料理にしてみる」など。(飽和脂肪酸も酸化しにくいという特徴があります)
脂質は体の潤滑油です。潤っていなければ歯車がうまく回らず、体の機能がきちんと働かなくなってしまいます。
上手に取り入れて健康的で美しい体をキープしていきましょう。
私たちの体は、食べたもので作られています。
昨日までに食べたものが今日の体を作り、今日食べたものが明日の体を作ります。
食べるもののバランスが崩れことで体のバランスが崩れてしまうのは自然なことですね。
「ダイエット=我慢」という概念が強いかと思いますが、是非体の声を聴いて体の欲する物を食べることも忘れないでください。
そして、「足りない栄養素を補っていく」という考えを実践すると、心も体も軽くなってくるのではないでしょうか?
ダメダメばかりのダイエットは卒業して、食を楽しみながら健康的で美しい体を手に入れましょう!
※本コラムは今回が最終回となります。ご愛読ありがとうございました。
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北川 美香 さん | ![]() |
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一般社団法人 日本アンチエイジング・ダイエット協会 認定アドバイザー イメージコンサルタント ナチュラルメイクアップアーティスト 表情筋エクササイズトレーナー 内面外面の両方からトータルで美しくなりたい女性に対する幅広いサポートやアドバイスを実施 2016年11月より【M’s branding】パーソナル・ブランディングアドバザーとして活動中
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