■アロマの力で、ココロとカラダを元気にしよう!
~ココロの不調が、カラダの不調を呼び寄せます
こんにちは、メンテナンスアロマサロン『マーノカローレ』オーナー兼セラピストの大野 文枝です。
皆さんは、このような経験をしたことはありませんか?
朝起きて、身体が重いなと感じて憂鬱な気持ちになったとき。
会社にも行きたくないなと思ったり、その日1日気分が優れずに仕事もはかどらなかったり、ちょっとした一言でイライラしたり落ち込んだり。
身体はというと、こわばって猫背でうつむき加減になっています。
逆に身体が軽いなと感じたときはどうでしょう。
片付かない部屋の掃除をしようとか、山積みの書類を片付けようとか、あるいは、「おはようございます」の声が普段より大きくなったり…
身体が軽くなると、幸せな気分だったり、楽しい気持ちだったり、行動的になったりしますよね。
胸も張って姿勢も良くなり、表情も穏やかで親しみやすい感じがでます。
このように、身体が軽くなる・重くなることと、心の状態とはリンクします。
それを『心身相関』といいます。
現代の病気になる原因は、70%がストレスと言われています。
これは精神疾患だけではなく、ガン、脳梗塞、心臓疾患なども含まれた病気全般のパーセンテージです。
食事や睡眠サイクル、運動のような生活習慣の乱れで体にさまざまな不調を出すのは皆さんもご存知だと思います。
生活習慣を改善すると、不調も改善されます。
でも実は、それだけでは改善できない場合もあります。
それは、心の生活習慣が関わっているケース。
心の生活習慣は、思い込みから思考としてパターン化されてきます。
思考のパターン化は脳に溜め込んだ過去のデータです。
たくさんの思い込みにしばられると、怒り、イライラ、不安、焦り、憂うつなどといった感情をすぐに引き起こしやすくなります。
そうした感情が想像以上に身体への影響を与えています。
たとえば腰痛。
腰痛を抱えている人は、責任感が強い人が多いです。
責任感を持つということは一人前の大人として認められる証でもあり、気持ちにハリを与えます。
しかし責任感が強すぎると、今度は自分を追い込んでしまうのです。
気づかないうちにそれを繰り返して、重い荷物を背負っていっているのです。
それが、腰周りの筋肉の緊張に繋がってきます。
筋肉の緊張は手や足の末端から始まって、体の内側に伝わってきます。
ところが責任感が強い真面目な人は、身体が調整するようにサインを出しているのに、鎮痛剤で痛みを抑えてそれまでどおりの活動をし続けて、もっと悪い状態まで体を痛めつけてしまう傾向があります。
この責任感からくる感情は、「認めてもらいたい」という焦りや不安の心の声です。
良かれと思って一生懸命誰かのためにがんばる。
でもそれは、「その人からの評価が欲しい。褒めてもらいたい」という気持ちが隠されている場合があるのです。
なぜ、荷物を背負い続けなくてはならなかったのか、なぜ焦りや不安が生まれるのか、一度立ち止まって振り返るいい時期なのかもしれません。
こんなふうに心の負担が身体の負担に現れてきたら、それは自分をリセットするタイミング。
アロマの力を借りて、凝り固まった自分の気持ちを楽にしてあげましょう。
焦りや不安を解消してくれる精油は、ベルガモットやラベンダー・フランキンセンス・サンダルウッド・オレンジなどです。
気持ちを穏やかにしてくれて、前向きな気持ちにしてくれます。
この精油を使ってアロマスプレーを作ってカバンに入れて持ち歩いて、いつでもシュッと振りかけてましょう。
気持ちが落ち着いたらちょっと抱えてしまったことを誰かに甘えてみてはいかがでしょう。
【スプレー 作り方】
無水エタノール 5ml
精製水 45ml
精油 5~8滴
筋肉の緊張には、植物オイルに精油をブレンドした特製オイルで直接マッサージをするといいですね。
お風呂上りだと身体が温まって、筋肉の緊張もほぐれているのでマッサージを行いと相乗効果でとても楽になります。
【特製オイル 作り方】
植物油 20ml
精油 2~5滴
精油には、カモミールジャーマン・バジル・ローズマリー・レモングラス・ラベンダーなどを選んでください。
アロマセラピーを上手に取り入れながら、心地よい毎日を送ってください。