■アロマの力で、ココロとカラダを元気にしよう!
~ 便秘解消のキーワードは、リラックス
こんにちは、メンテナンスアロマサロン『マーノカローレ』オーナー兼セラピストの大野 文枝です。
病院でも便秘外来が出来るくらい便秘で悩んでいる方は多いです。
1週間くらい出ずに、使いたくないけど…と言いながら便秘薬を使って、それが元でもっとひどい状態になってしまうという悪循環に悩まされる方も多くいらっしゃいます。
便秘薬の中には、習慣性があり、長く続けて服用しているとだんだんと量を多くしないと効かなくなる成分が入っているからなんですね。
便の成分は70~80%が水分で、残りの20~30%のうち、食べカス、腸内細菌、腸や胃の粘膜細胞が3分の1ずつになっています。
体の中の細胞も新陳代謝により、はがれて便となって出ていくのです。
よくお腹が張ったりするのは、腸に長い間留まってしまうことで腸内の悪玉菌が繁殖してガスが発生するからだと言われます。
最近知られてきたのが、腸と脳の関係です。
胃や腸といった消化器系は自律神経、特に副交感神経に作用して、副交感神経が有意な時にリラックス状態となり、消化管の働きや消化液の分泌が盛んに行われます。
逆に、試験の当日や大事な仕事の日など、下痢や便秘になった経験ありませんか?
脳がストレスを感じて交感神経が優位になることで、胃や腸の働きが悪くなっておこる症状の一つです。
例えば、アロマトリートメントをしているときにお腹が鳴ることがあります。
これは、まさにリラックスしている状態だからで、腸が盛んに動いている証拠です。
リラックスは腸にもいい影響を及ぼすということなんですね。
お腹周りを動かす運動も効果的。これには、腹式呼吸がとても良いです。
おへその下3センチのところに丹田というツボがありますが、そこを意識して空気を丹田に入れるようにしてゆっくり吸います。
これ以上吸えないくらいまで丹田に空気を入れたら、ゆっくりと口から細く長く吐いていきます。
肺の空気が出て、お腹がぺちゃんこになるまで吐ききります。
これを5回ワンセットで1日朝昼晩行うと、便意をもよおしやすくなります。
また、腹式呼吸はリラックス効果も得られますよ。
「まあいいか。そのうちまたチャンスがあるから」とか「今度、時間が空いたときにでもまとめてやろう。」というように、「後で…」とか「また次に」と考えていると腸もそれに従ってしまうのです。
例えば子供の頃、朝、時間がなくて「後でしよう」トイレに行かないことありませんでしたか?
朝のリズムが大切なのに、我慢して、でもその後は便意が来たためしがない・・・そんなことが癖となり、便秘の原因に繋がります。
これは、身体にそういった癖がつくのとあわせ、思考にも癖にもなっているのです。
これらを見ても、ゆとりを持ち、気分がリラックスしているということがポイントだと思います。
アロマの中にはその香りで脳をリラックスさせ、胃腸の働きを活発にする精油があります。
スイートマジョラム・カモミールローマン・フェンネル・オレンジ・ローズマリー・ブラックペッパー・レモン・レモングラスなど。
ホホバオイルやグレープシードオイルなどの植物オイルに精油を混ぜて、お腹のマッサージをしましょう。
右回りにのの字を書くようにぐるぐるとお腹をマッサージすると、腸に刺激がいき精油の働きかけで腸の蠕動運動も始まります。
お風呂上りだと、湯船に使って体がリラックスしているので、より効果的です。
そして、人のリズムではなく、自分のリズムを大事に生活してみてはいかがでしょう。