比較的テレビで観る機会の多い「漫才」と比べ、古典芸能のイメージが強い「落語」にはあまりなじみがないという方は多いかもしれません。

また、「興味はあるけどなんとなく敷居が高い」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

だけど最近は、「らくこ」と呼ばれる落語好きな女性もじわわじと増えているんだとか。

「らくこのらくご」と題された女性限定の落語会も開催されているんですよ。

今回は、落語の魅力や楽しみ方をご紹介します。


●落語の魅力ってどんなところ?

 
落語の始まりは室町時代末期とも言われます。

現在に受け継がれている「落ち(サゲ)」がつく滑稽な物語を、語り手が一人何役も演じて聞かせる落語は、江戸時代に大衆芸能として定着したものです。

落語の中でも「古典落語」と呼ばれる落語は、江戸時代から受け継がれてきた物語。

江戸時代の文化や人情を、時代を超えて味わうことができるタイムスリップ感覚は落語の大きな魅力の一つです。

思わず共感したり笑っちゃったりするのは、人間の本質的なところは、数百年前とあんまり変わっていないのだと言えるかもしれませんね。

 

また、話し方や演じ方の特徴は人それぞれ。

同じ演目でも演者によって印象がかなり異なるのが魅力です。

落ちを知っている有名なお話でも、違う落語家さんが話しているのを聞けば新たな発見があって楽しめるんです。

いろいろ見ているうちに、だんだん自分好みの落語家さんがわかってきてもっとハマってしまうという方も多いみたいです。


●寄席に行ってみよう


落語はDVDなどでも楽しめますが、興味がある方には、ぜひ一度、寄席に足を運んでみることをお勧めします。

生ならではの空気感やアドリブなども味わえて、より落語の面白さを感じられると思います。

寄席に行ったことがない人には、ちょっと敷居が高く感じるかもしれませんが、本来、落語は大衆芸能。身構える必要はありません。

 

まずは行きたい寄席を探してみましょう。

今は、ネットで出演者や内容も確認できるので、知っている落語家が出演する時を選んで行くのがお勧めです。

行きたい寄席が決まったら、基本的にチケットの予約などは必要ありません。さっそく出かけましょう。服装も自由です。

寄席では「木戸」と呼ばれる入り口のところで、入場料を払って入ります。

ほとんどの場合、座席の指定もないので、好きな席に座って楽しみましょう。


寄席では、落語のほかにもさまざまな演芸が行われます。

「前座」と呼ばれる一番下の位の落語家から始まって、「二ツ目」と呼ばれる一人前の落語家の芸と、「色物」と呼ばれる手品や漫才などの演芸、トリに「真打ち」の落語家が登場します。

客席は出入り自由なので、好きなタイミングで出たり入ったりできます。

席を立つ場合は、他のお客さんの迷惑にならないように、演芸と演芸の切れ目にしましょう。


笑うことはストレス解消にもなり、美容や健康に良い影響をもたらすと言われています。

寄席の非日常空間で大笑いして、日頃のストレスを吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか。