ここ数年、スカーフ人気がじわじわ高まっていますが、皆さんはスカーフ持ってますか?
「何枚か持ってはいるけど、クローゼットの中に入りっぱなし」
という人、多いように思います。
今回はスカーフスタイリスト®として活動されている大草 悦子さんに、スカーフの魅力や上手な使い方を教えていただきました。
-スカーフスタイリスト®という肩書は珍しいように思いますが、具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?
「同じくスカーフスタイリスト®になりたい方向けに、その養成講座を開いています。ですが最近ではスカーフを楽しみたいという方も増えているので、そういった皆様向けに、スカーフやストールの選び方や巻き方、コーディネートの仕方などをお伝えする入門講座も行っています」
-スカーフは、縁のない人にとっては本当に身に付けないアイテムだったと思いますが、スカーフ人気は上がってきているようですね。
「以前と違ってスカーフを扱うショップが本当に増えました。またエルメスのスカーフですと1枚で数万円しますが、もっとお手軽な価格の商品も増えて、買いやすくなっていると思います」
-大草さんが思う、スカーフの魅力はどんなところでしょう?
「スカーフ1枚あるだけで、いつもの服に変化をつけることができますし、TPOに合せることもできます。例えば日中はおとなしめで主張を抑えた巻き方にして、夜の懇親会では華やかな巻き方に変える、といったことがしやすいのがスカーフです。
スカーフは単色ではなく多色使いなので、いろいろな服に合わせやすいのも便利ですね。
スカーフはシルクなのでレフ板のようになり、顔色を明るくしてくれる効果もあります」
-あらためてお聞きすると、スカーフというのはとても便利なアイテムなんですね。スカーフに挑戦してみたいという初心者の方は、どのように選べばいいでしょうか?
「スカーフのデザインには大まかに、額縁があるものと無いもの、という2種類があります。額縁があるものを選んでいただくと、巻いたときにアクセントになって使いやすいので、初心者の方にはそちらがお勧めです。
またスカーフ全体の柄が気に入ったとしても、巻いてしまうので全体は見えません。ですので柄か色かで迷ったら、色優先で選んでみてください。
その色は、実際に当ててみて、顔色が明るく見えるものを選んでください。
スカーフは全面にデザインがされていますが、実際に表に見えるのはほんの一部です。服とは違い、ちょっと派手かなと思うものでもチャレンジがしやすいので、お店で色々試してみていただきたいですね」
-基本的な質問なのですが、スカーフには何種類ぐらいの巻き方があるのでしょう?
「100種類以上はあると言われています。一般的にスカーフと言うと、CAの方が巻いている姿をイメージされると思いますが、最近はあのようにカッチリとではなく、カジュアルなファッションにも合いやすい緩めの巻き方が主流になっています。白シャツ、デニムにスカーフなんていう合せ方も、こなれていてカッコイイですよ」
-最後に皆さんに、メッセージをいただけますか。
「スカーフを巻くと顔周りが華やぐのはもちろん、気分も華やいできます。気軽に非日常感が味わえるアイテムなので、これまで持ったことがないという方にも、ぜひ挑戦していただきたいですね」