●乗馬の種類と違い

 

今回は乗馬の種類についてお話をするのですが、これもまた乗り方や方向性によって多く分類されます。

 

まず乗り方の分類をしますと、ブリティッシュとウェスタンの2つに分かれます。


ブリティッシュはオリンピックの馬術などでよく見かける乗り方で、名前の通りヨーロッパで主流となっています。

日本の乗馬クラブはブリティシュスタイルが圧倒的に多く存在します。


次にウェスタンですが、こちらは昔のアメリカを題材にした映画で良く見られる乗り方です。

簡単に言えばカウボーイの乗り方になります。

日本では北海道や九州など行くと多く見られ、牧場だとウェスタンの所が多いです。

 

ha_jyoba_20151120_1この2つの乗り方の原点を見ると、ブリティッシュは英国社会のたしなみを反映したもので礼儀や作法・規律を重んじていて、ウェスタンは西部未開拓の時代に長距離移動を目的としています。

このように全く違った原点を持っていますが、馬とのコミュケーションという乗馬における核心的な部分は同じです。

 

この2つ流れを中心として、馬の乗り方は様々な方向性へと進んでいきます。


まずブリティッシュの場合、前述の原点から競技という方向へ向かうと馬場馬術・障碍馬術・総合馬術にたどり着きます。

この馬術というのは、それぞれの運動の調和を保ち正確に行うだけでなく、馬が騎手の僅かな合図で従順且つ柔軟に、まるで馬自身が自分の意思で運動を行っているように見せる“人馬一体”の競技になります。

 

もちろんウェスタンにも競技はあります。
ウェスタンの競技はレイニング・プレジャー等々ありますが、競技内容はカウボーイが動きの激しい牛を追い詰める時に必要な技術を組み込んだモノになっています。

動き自体はブリティッシュと違いダイナミックな技が多いですが、騎乗者を見ているとやはり最小の動きで馬を操っていて、“人馬一体”という意味ではブリティッシュと変わりありません。

 

次に野外騎乗(トレッキング・トレイル)というものがあります。
これはブリティッシュでもウェスタンでもあります。

ブリティッシュでは普段乗っている場所からちょっと散歩に出かける数キロ程度のモノをトレッキングと言い、ウェスタンでは長距離移動をして旅をするような数十キロから宿泊有りの百キロ程度のことをトレイルと言います。
日本では最近トレッキングできる所が多く、普段クラブでレッスンしている人たちの中には目標として外乗で駈歩をしたいという人も増えています。


そして野外騎乗にもエンデュランスという競技が存在します。
これは数十キロの長距離を数時間かけて騎乗し、その走破タイムを競う耐久競技となっています。

ただし一定区間毎に獣医師がいてポイント通過するたびに馬の健康状態を確認し、競技が続行可能がどうか判断をしています。

そのため騎手は常に馬の健康状態に気を配りながら、最良のルート選びゴールしなければならないのです。

 

以上が乗馬の主な種類となっています。
ただ他にも日本の伝統的な流鏑馬や古代ペルシャが起源のポロ、はたまたサーカスのような軽乗や人と馬の演劇ジンガロなど馬と人との色んな在り方があるんです。

 

このように馬と人との可能性はまだまだ底がしれません。
これからも馬と人との可能性を求め、様々な遊びや馬の活用方法が生み出されていくと思います。

 

次回は実際に“乗馬ができる場所や料金”についてお話したいと思います。

 

 

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