年末の足音が聞こえつつある時期になり、慌ただしいモードへと入りつつある人もいるのではないでしょうか?
(すでに毎日がバタバタ、という声もありそうですが)
そんな中、小休止を入れてアロマキャンドルの灯りと香りで癒されてみる、というのはいかがでしょう?
今回お会いしたのは、花とアロマの教室 Lachic ラ・シ・クを主宰され、アロマ&キャンドルライフ協会理事長も務める福岡 里紗さん。
アロマキャンドルの魅力について伺いました。
-福岡さんはもともと、花やアロマ、キャンドルに関わる仕事をされていたのですか?
「好きではありましたが、仕事は全く違って、アパレルやイベント関係の仕事をしていました。きっかけになったのは、結婚と出産ですね。
それまで結婚にはあまり興味がなく、とにかく仕事が好きだったんですが、ふとしたことから38才で結婚し、その後出産しました。
子育てしながら再就職してはみたものの、やっぱり子供中心の生活なので職場でも以前のようなパフォーマンスが出せなかったんですね。
そこで、自分一人で完結できる仕事は何かないかと探した末に、花やアロマにたどり着いて起業しました」
-花からアロマ、キャンドルなど、幅広いテーマを扱われていますが、それらはすべて独学で学ばれたんですか?
「ニューヨークを起点とするフラワーアレンジメントスクールで学んだ後、花だけではなく植物全般に興味がわき、アロマテラピー、ハーブについては独学で学び認定資格を取得しました。それの上でカラーセラピーを学びました。植物療法に関心があったので、それにつながるテーマを学んでいった感じです」
-福岡さんのサロンで特に力を入れていらっしゃるのは何でしょうか?
「アロマキャンドルです。私のサロンではその方が好きな香りを選んでいただき、それを調合したオリジナルの精油だけでキャンドルを作ることができます。
キャンドルを制作するだけではなく、キャンドルを彩るカラーやアロマなどを通して癒しの空間提案の出来るセラピストも育成しています」
-福岡さんが思う、アロマキャンドルの魅力とはどんな点でしょうか?
「ひとつは視覚効果です。炎というのは、見ているだけで気持ちをゆったりさせてくれます。またキャンドルがあると、雰囲気も良くなりますね。
さまざまな効果が期待できるアロマを使ったキャンドルにすることで、アロマの香りと効果がお部屋全体にやさしく広がります。
一般的なアロマディフューザーなどを使うと、“アロマしよう”と構えてしまいますが、キャンドルなら手軽に扱うことができます。
そういった形で生活の中に自然にアロマを取り入れることで、心や身体のセルフメンテナンスにつながっていくと思います」
-福岡さんのサロンには、どんな人が来られますか?
「年齢問わずいろいろな方に来ていただいています。
中にはプチうつのような状態で来られる方もいらっしゃいますが、アロマキャンドルに触れていくことで気持ちの平穏を取り戻されているようですね。
おひとりでいらっしゃる40代の独身女性も多いですよ。
40代の独身女性の場合、同じような友達との交友関係だけになりがちですが、私のサロンではいろいろな人と仲良くなれるので、それも楽しいようです」
-アロマキャンドルについて学べるだけでなく、ともすると狭くなりがちな自分の世界を広げるきっかけにもなっているんですね。
「40代の女性の中には、毎日忙しくて充実しているようでありながら、閉塞感を感じている人も多いように見えます。
そんな時には、自分にとって意外なことをやってみると、自分の殻を破ることができるかもしれません。
私も、震災後に山形の実家に帰っていたとき、ちょっと興味が湧いてろうそくづくりの体験会に参加したことで、自分の中で新しいスイッチが入り今につながっています。
小さいことでいいので、自分の中に何か変化を起こすと、その先が変わってくると思いますよ」
福岡 里紗 さん | ![]() |
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フラワー&キャンドルセラピスト 大学卒業後、大手アパレル企業の総合職1期生として都内百貨店の営業職を経験後、インターナショナル店舗・広報宣伝等を行う。リムジンでお客様をサポートする企画が話題となりTV・ラジオの取材を受けたことがきっかけでベント企画運営会社に移籍。 直後に起きた東日本大震災をきっかけに「心の傷をいやすキャンドル」に興味をもち、アロマ&カラーのセラピー効果をもつキャンドルづくりを始め、2015年6月にNPO法人「アロマ&キャンドルライフ協会」を立ち上げる。
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