最近、家と会社の往復だけになっていて、なんか楽しくない。

そろそろ、長く楽しめる趣味を始めたい。

そんな気分の皆さんに今回おススメしたいのが、「箏」です。

若い頃にはピンとこなかったかもしれませんが、私たち世代ならその奥深さや楽しみが実感できるのでは?

歳を重ねても楽しめる琴の魅力や始め方を、2回にわたってご紹介します。

 

●箏は、私を癒してくれる

 

箏の魅力はなんといっても「音」。

“琴線に響く”という言葉がありますが、箏の奏でる柔らかな音色には、私達の心を優しく癒してくれる効果があるのです。

「1/f のゆらぎ」をご存知ですか?

波の音やキャンドルの炎、星の瞬き。

こうした自然界の動きに含まれる“ゆらぎ”は交感神経の興奮を抑え、気持ちをリラックスした状態にしてくれると言われています。

 

実は箏の音は、まさにこの「1/f ゆらぎ」の音。

難しい曲を弾かなくても、ポーンと絃を弾いただけで心を癒してくれる音が鳴る、そんな楽器です。

忙しい日々の中でピリピリと高ぶった気持ちも、 箏に向かい、音を出すうちにきっと穏やかに静まってきます。

 

●箏の流派

 

現在、日本の箏曲は大きく分けて 「生田流」と「山田流」のふたつの流派に分けられます。

「生田流」は、主に上方(関西地方)で発展してきた諸派のこと。

一方「山田流」は、18 世紀後半に山田検校が江戸で興した流派です。

 

一番の違いは指にはめる爪の形。

生田流は“角爪”と呼ばれる四角い爪を使います。

対して山田流は先端が山形になった“丸爪”を使います。

形が異なれば弾き方も変わってくるわけで、 それぞれの流派を区別する大きな特徴の1つとなっています。

 

●箏を始めるのに必要な道具

 

jm_20160130-2_3箏は右手の親指、人差し指、中指に「爪」と呼ばれるピックの様なものを はめて弾きます。

大き過ぎても小さ過ぎても駄目なので、こればかりは 人に借りることは出来ません。

それぞれ自分の指に合ったものが必要です。

 

爪の価格は材質や大きさ(厚み)によって異なります。

プラスチック製のものなら2,000 円前後と手頃です。

一方、象牙製のものは3,000 円~15,000 円位までと幅があります。

ある程度弾けるようになったら手の大きさや弾く強さ、好みの音色に合わせて 自分に合うものを選んでいきましょう。

 

次に楽器ですが、これも材質やその構造によって値段に幅があります。

稽古用のものなら 80,000 円位。

プロがステージで使う様なものになると、それなりに…

始めから買うのは勇気がいるという方は、 レンタルや中古品を利用すると良いかもしれません。

まずはご自身の先生に相談してみることをお勧めします。

 

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