■自分のためにキレイになろう!

~ちゃんと意味のある紫外線対策、してますか?

 

はじめまして!
今回からこのコラムを担当することになった小出 美知代です。

私は長年、化粧品・サプリの製造工場で商品企画や試作などを担当し、そのノウハウと経験を活かして2012年に独立、オリジナルサプリ・化粧品の会社をはじめました。

このコラムでは、業界の裏側もよく知っている立場から、有名コスメ販売員さんも知らない「え、そうなの!」なんていう化粧品・美容情報をお届けしていきます。

皆さんの、よりカシコイ系商品選びのお役にたてたら幸いです。

 

ちなみに私、今年で47才になるシングルマザー。doppoを読まれている皆さんと同年代です。
私たち世代になると、“自分”ができあがってきて、
「他人から好かれるためにキレイになる」
ということ以上に、
「自分が気分良くいられるためにキレイになる」
という気持ちが芽生えてきます。媚を売るために化粧やオシャレをする、ということはなくなってきますね。
もちろん
「他人からどう思われるかは気にしない」
なんて、乱暴なことは思ってはいません。
自分のためにキレイになって、結果ほめられたり、ステキなパートナーと仲良くなれたりしたらいい・・・
そんな(都合のいい)コト、考えたりします。
それでいいんです、みんな自分のためにどんどんキレイになっちゃいましょう!

 

さて前置きが長くなりましたが、第一回目で取り上げるのは
『紫外線対策・美肌のための夏ケア』
です。

 

梅雨も空け、日傘をさして、腕カバーしての・・・本格的な夏が今年もやってきました。
毎年アンケートをしても、夏のお肌のお悩み№1は、やっぱり紫外線対策=シミ。
そしてお肌の紫外線対策と言えば、まず思いつくのはUVクリームですよね。
ただ毎年商品がいっぱいありすぎて、選ぶのが大変だったりしませんか?
そこで今回は、UVクリームの選び方をおしえちゃいます。

 

普段私たちが浴びる紫外線には、A波B波があるのはご存知ですね?
A波はお家の中にいたとしても、なんと真皮まで届いてしまう「生活紫外線」と呼ばれるもので、紫外線の約9割はこのA波です。
真皮まで深く届いて、お肌のハリをなくしたり、シミの原因になるからくれぐれも注意しないといけません。
B波は「リゾート紫外線」とも呼ばれ、お肌の一番表面の表皮までで真皮までは届きません。
が、A波よりも約100~1000倍も有害で、一時的に肌が赤くなったり、痛みや水ぶくれを引き起こします。

 

UVクリームの裏などを見るとPA表示(++と表示)がありますが、これはA波の防止効果を表したもの。
SPF表示(数字で書いてあります)は、B波の防止効果を表す数値なんです。
みなさん、「やっぱり大きい数字の方が効果が高い」と思いますよね?
でも実は、PA++くらい、SPFは20~30あれば十分なのです。

 

・・・というのも、技術の進歩は素晴らしいもので、
化粧品の中に入れ込むことができる原材料は限界にまで達していて、もはや書かれているSPF値が30でも50でも、その効果に大きな差が出ないのです。
ではなぜ大きい数字をメーカーは書くのか。
PA表示やSPF数値は、化粧品製造会社以外の専門機関に依頼して測ってもらうのですが、
例えばその結果が「SPF値30~50」と出たとします。
実際の効果が同じだとしても、大きい数字を書いた方が売れますよね? だからそう書くのです。
ですので、価格の高いSPF50も、リーズナブルなSPF30も、その差はあまり無いのです。

 

商品選びのポイントその2は、「成分表示を見て、原材料をチェック」すること。
UVケアの化粧品原料には「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」の主に2種類があります。
「紫外線吸収剤」の特徴は、無色透明で白くならず塗り心地がなめらかですが、その名の通り紫外線を吸収して化学反応を起こしてケアします。
紫外線を浴びてる間ずっと紫外線と原料が戦うので、比較的短時間で分子が壊れてしまい、効果がなくなります。
そのため、2時間おきぐらいに塗りなおさないと意味がありません。

「紫外線散乱剤」の方は、塗ると白浮きします。これはファンデなどのお粉と同じ顔料です。
こちらはその顔料粒子が光を反射し、紫外線から守ってくれます。
吸収剤と違いムリな戦いがないので効果が長持ちし、お肌に優しいのもこの原料の特徴。
お子様やお肌の弱い方もこちらの散乱剤のほうが良いです。
特に海など1日外にいるときは、リゾート紫外線B波の予防が強い、紫外線吸収剤がしっかり配合されてる方がオススメです。

(でも、コマメに塗り直しはしてくださいね。)

 

商品選びのポイントその3は、「シリコーンオイルなど油分が入っているほうがオススメ」ということ。
シリコーンオイル系の油分が入っているものは汗や水に強いので、それだけ肌に残る時間が長く、紫外線から守ってくれるのです。
・・・そうそう、いまシリコーンオイルって悪者扱いされますが、洗い流せば害はなく、優秀な化粧品原料の一つですので、あまり心配しないでくださいね。

 

最後に、UVクリームの使い方(塗り方)についてのワンポイントアドバイス。
UVクリームを塗る前の保湿はとても大事ですので、使う順番は
化粧水→美容液→乳液または軽いクリーム→UVクリーム。
ただしUVクリームを塗るとき、お肌を濡れたままにはしないでくださいね。
前のスキンケアが乾いてなくて湿っていたら、ヨレの原因になります。
もし急いでいて乾いていない時は、テッシュオフして水気を取り、UVを塗ってください。
下地になる保湿のスキンケアは、出来ればジェルまたはゲルタイプでないほうが良いです。
ゲルタイプは増粘剤が入っている場合が多いので、汗などで増粘剤がよれてきたり、化粧崩れの原因になりやすいケースが多いから。
あと、暑いのでベースメークをするときはなるべく汗をかかないよう、扇風機やクーラーの元でするほうがしっかり固定されますよ!
保湿の下地が出来ていれば、UVクリームのあと、気になるところにコンシーラー程度でカバーし、お粉(パウダー)で仕上げれば、化粧崩れもしにくいです!

 

このコラムの次の回を読む》

 

小出 美知代 さん

株式会社 ability 代表取締役
日本化粧品検定1級 快眠空間スタイリスト1級

化粧品、サプリメントのOEM会社にて1500アイテム以上の試作品を試した豊富な経験を活かし、どんな商品が良いか、効果があるか、どうすれば安価に商品ができるかを熟得した上で、毎日使える価格でも確かに効果を感じるものを多くの方に知ってもらいたく、平成24年2月に化粧品・サプリメントの自社ブランドメーカーabilityを設立。

 

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