■ゆるっと楽しむ、オンナが上がる。40代からの魅力アップきものレッスン

~ 季節を楽しむ着物コーデ

 

doppo読者の皆さま、こんにちは。
40代女性を最高の着物美人にする、着物センスアップコンシェルジュ薄木宏子です。

 

10月、ますます着物を楽しめる季節になりました。

今回は、季節を楽しむ着物コーディネートについてお話ししたいと思います。


着物では「衣更え」というルールのようなものがあります。
10月からは袷を着ますが、昨今では気温に応じて袷か単衣か選ぶ方が多いようです。
衣更え時期については、多くの書籍で書かれていますのでそちらをご参考になさってください。

 

着物や帯には、季節の風景や行事、花などの柄が多いので、日本の豊かな美しい四季を、よりいっそう楽しめます。
着物に季節を取り入れるには、色と柄を意識すると取り入れやすいです。
色や柄でおしゃれに季節感を取り入れるのは自分も、見ている方も楽しませてくれます。

 

着物や帯の柄には、様々な文様があります。
花や草木などの植物文様、波や雪、雲などの自然文様、千鳥や蝶、鶴などの動物文様、扇や宝尽くしなどの器物文様、他にも正倉院文様や有職文様などがあります。
一年を通じて使える文様もありますし、それぞれの季節限定の文様もあり、組み合わせることで通年使える絵柄もあります。

 

jm_usuki_20150930_1着物の季節のおしゃれは、先取りすることです。
早目に取り入れるのはよいのですが、過ぎた頃に使うのは野暮といわれます。
季節に合った色と文様を知ることで、着物を選ぶときやお手持ちの着物や帯を素敵に着こなせる時期がわかりますね!
気象庁では、春3~5月・夏6~8月・秋9~11月・冬12~2月と公式に定めていますので、それに合わせて季節を分けて、雛祭りや十五夜など歳時記に着物や帯の柄を合わせてみるとわかりやすいですよ。

 

【春】3月~5月
3月の春分から日照時間が長くなり、陽射しが強くなり始める頃です。
春の到来を思わせる桃色、桜色、柳色、菜の花色など、明るく温かな色が合います。
春の柄は、お雛様・桃・菜の花・たんぽぽ・すみれ・桜・柳・蝶・藤・こいのぼり・花筏・牡丹・あやめ・菖蒲・杜若・雀・燕・水紋・霞など。
歳時記は、雛祭りやお花見、春分の日、端午の節句、母の日など。

 

【夏】6月~8月
6月の夏至からは暑い日が多くなります。
太陽が強く照りつけるので、コントラストを強くしてバランスを取るか、色数を減らしてすっきり見せるなど、見た目の涼しさにポイントを置いて色を選びましょう。
初夏の風を感じさせる若竹色や青竹色、雨に濡れる紫陽花の色、涼やかな浅葱色、薄紫、菖蒲や杜若の色、白など。
夏の柄は、紫陽花・百合・雨・海・蛍・風鈴・千鳥・貝・金魚・団扇・朝顔・波・祭・向日葵・萩・女郎花・桔梗・撫子・秋の七草など。
歳時記は、梅雨、父の日、夏祭りなど。

 

【秋】9月~11月
9月の秋分から日照時間が短くなり、陽射しも弱まってきます。
こっくりした深みと温かみのある色が合います。
秋の豊かな実りのように、色数を多くしてもバランスが取れます。
梨子色、胡桃色、柘榴色、葡萄紫、青い月のような月白、茄子紺、りんどう色、桔梗色、茜色、栗色、紅葉色、柿色など。
秋の柄は、月見、月兎、すすき、栗、菊、紅葉、りんどう、柿など。
歳時記は、重陽の節句、敬老の日、秋分の日、十五夜など。

 

【冬】12月~2月
12月の冬至からは日照時間が長くなります。
少しずつ長くなる明るい時間に合わせて、明るくきれいな色が合います。
雪色、銀白色、銀色、藤黄、赤紅、白梅色など。
冬の柄は、雪、水仙、椿、南天、福寿草、鶯、笹、梅など。
歳時記は、クリスマス、お正月、節分など。

 

これらの色や柄を、着物や帯、帯締め帯揚げなどの小物に取り入れると、着姿で季節を表現できて、着物を着る楽しみが増えます。
たとえば、月とすすきの柄の帯に、すすきの柄の着物を合わせて、兎の帯留をして全体にストーリを持たせると楽しいでしょう。
そんな風に、その日の装いに物語を作ると自ずと季節感もでてくると思います。

単独の柄で、着る季節が限定される着物や帯は、季節ごとに分けて収納するのも、選びやすくするコツです。

 

着物ワードローブをつくる前に、どの季節に着物を着たいのかを考えておくと、無駄のないお買い物ができますし、魅力をアップする着物版のパーソナルスタイルづくりへの近道です。

 

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薄木 宏子 さん sj_20150530_usuki

株式会社Splendorぷらす 代表取締役社長

着物センスアップコンシェルジュ

派遣コーディネーター、不動産・保険営業、アパレル、美容部員などを経て、アロマセラピスト・ベビーマッサージ講師として2003年に起業。
5年間で1000組以上の親子がベビーマッサージレッスンを受講。
母の精神疾患を機に、レイキを修得。
その間、フラワーエッセンスを輸入する会社でPR業務を行ないながら、エネルギーや身体と心の関係について根本から学び、人の想念は自分の身体を病気にしてでも、願いを叶えることを目の当たりにする。
2008年 某無料着付け教室で着付けを習ったのをきっかけに、着物にずっと関わっていたいと思うようになる。
呉服屋勤務を経て2013年に着物センスアップコンシェルジュとして独立。
30年前に母が始めた着物のパーソナルコーディネート、着付け師の継承を目指す。
コンサルティングをする中で、着物の基本や似合うものを知ることを求める声を多くいただき2014年から、40代からの女性に自分らしく輝くための幸せキモノスタイルの提案と、エレガントで魅力的な和美人になる講座「着物センスアップサロン」を主宰。
アパレルで延べ3600名のコーディネートをした経験を活かした独自のコーディネート力と、毎日着物で電車通勤していた経験からの着慣れた着姿には定評がある。
現在は、内的に悩みを抱えている人々の役に立ちたいと、Divine Sourceでヒーリングを学び、2015年よりセッションも行なっている。

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