■ゆるっと楽しむ、オンナが上がる。40代からの魅力アップきものレッスン
~ マイナス8歳の着物メイク
doppo読者の皆さま、こんにちは。
40代女性を最高の着物美人にする、着物センスアップコンシェルジュ薄木宏子です。
今回のレッスンは、マイナス8歳の着物メイクです。
着物姿の主役は、どこだと思いますか?
着物でも帯でもなく、実は顔なのです。
その着物が素敵というより、その着物を着ているあなたが素敵!なのです。
ですので、主役の顔に施すメイクも重要ですよね!
洋服はいつもお洒落で、ヘアも素敵でも、着物のメイクはどうしたらいいの?と、迷う人が少なくありません。
着物の種類によって、相応しいヘアとメイクは異なります。
留袖や訪問着などフォーマルなシーンでは、ヘアとともにメイクも美容室などでお願いするケースが多いと思います。
ここでは、日常の年中行事やイベントに合わせて、自分でメイクをすることをイメージしてお伝えいたします。
●ベースメイク
色は少し明るめ、質感はセミマット、但し、浴衣のときには艶感を出してもよい。
パウダーをたくさん付けてマットにし過ぎると、老けて見えるのでご注意。
●アイメイク
アイラインで、メリハリをつけるとバランスが取れます。
アイライナーは、リキッドかペンシルか、長さや形は、着物の柄や雰囲気で決めると迷いません。
アイシャドウは、着物の色に合わせてほんのり入れましょう。
マスカラも丁寧につけます。
●チーク
頬骨に沿ってふんわりと入れましょう。
ハイライトを使って周りをぼかします。
●眉
着物の雰囲気に合わせて、形や太さ、色を決めましょう。
●口紅
メイクのバランスは、それぞれのパーツのバランスが合計で10になるように、最後のリップカラーで調節します。
着物の色や雰囲気に合わせて、色や形を決めましょう。
ここまで読んで、あら?洋服の時とほとんど同じ?!と感じませんでしたか?
着るものの種類や色、雰囲気に合わせれば、洋服と同じ感覚でいいのです!
それが、マイナス8歳の着物メイクのポイントでもあります。
着物だからといって、全く艶のないマットな質感のベースメイクや、ピンクのアイシャドウ、真っ赤な口紅、眉は細く丸く・・・など若々しさとかけ離れたメイクをしてしまいがちですが、実は洋服感覚でよいのです!
これで、着物を着るときの面倒な部分がまた一つ減りましたね。
このコラムでは、6回に渡り自分の魅力をアップする着物の選び方、着方についてご紹介してきました。
日本女性が最も美しく装える着物を、フォーマルだけでなく、普段から楽しむ女性が増えることを願ってやみません。
来年こそ、気軽に着物デビューしませんか。
薄木 宏子 さん | ![]() |
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株式会社Splendorぷらす 代表取締役社長 着物センスアップコンシェルジュ 派遣コーディネーター、不動産・保険営業、アパレル、美容部員などを経て、アロマセラピスト・ベビーマッサージ講師として2003年に起業。 |