みなさん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの渡辺です。

 

前回のコラムで年金の種類についてお話させていただきましたが、ご自分がどんな年金に加入しているか確認できましたか?
今回は、自分の年金見込額を試算してみましょう。

 

年金をもらうための条件

 

年金は、保険料を払っていれば全員がもらえるわけではありません。
年金を受け取るためには、条件を満たさなければなりません。

 

国民年金(老齢基礎年金)を受け取るには、国民年金・厚生年金・共済年金の保険料を納めた期間+免除期間が25年(300月)必要です。
そして厚生年金(老齢厚生年金)を受け取るには、老齢基礎年金の支給条件を満たし、なおかつ厚生年金に1か月以上加入している必要があります。

 

会社員として高収入をもらい、20年間厚生年金の保険料を払って、その後会社を辞めて払っていません!では、1円ももらえないことになってしまいます。

 

現在65歳以上であるにもかかわらず、25年に満たないために年金をもらえていない人は42万人になります。

(平成28年10月28日、年金受給に必要な保険料納付期間を25年から10年に短縮する改正案が成立する見通しになりました。この改正案により、これまで受給できなかった人がもらえるようになり、払い損の人が減るようになる予定です。
ただ、受給資格が得られるだけで、老齢基礎年金の受給額は10年間だけでは月16000円程度なので、生活できる金額とは言えませんね)

 

 

ねんきん定期便をチェックしよう

 

もらえる年金額を確認するには、『ねんきん定期便』をチェックするのが一番です。


ねんきん定期便の見方は、50歳未満と50歳以上で異なります。

50歳未満の方のねんきん定期便には、これまでの年金加入期間とこれまでの加入実績に応じた年金額が書かれていますので、あと何年加入できるかで加算してみましょう。

50歳以上の方のねんきん定期便には、これまでの年金加入期間と60歳まで加入した場合の老齢年金の見込額が書かれています。


公務員の方には今まで届いていませんでしたが、年金一元化以降届くようになっているので、届いたらチェックしてみてください。

ねんきん定期便は、毎年1回誕生月に送付されますので、現在お手元にない方も誕生月の郵便物を気にしてみてください。

 

 

おおよその年金額を計算してみましょう

 

ねんきん定期便がお手元にない方は、簡単な計算と早見表で、おおよその年金額を計算してみましょう。

 

●国民年金(老齢基礎年金)の計算式

 

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例えば25年間(300か月)保険料を支払っていた場合、上の計算式に当てはめると年額で約49万円の年金が受け取れることになります。

ただし計算の元となる基礎満額(40年間納付した場合にもらえる年金額)は毎年異なります。平成28年4月からの基礎満額は780,100円です。

 

 

●厚生年金(老齢厚生年金)の計算式

 

平均標準報酬額×0.5481%×厚生年金保険料を払った月数

平均標準報酬額はねんきん定期便で確認できるのですが、わからない場合は、これまでの年収の平均を12で割った金額を平均標準報酬額として表を見てください。

 

[早見表]

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国民年金、厚生年金の概算が出ましたか?

 

 

世帯別の老齢年金受取パターンを確認しよう

 

同じ年齢の方でも、世帯の形によって老齢年金の受け取りパターンが異なりますので、参考にしてみてください。

なおイメージ図は、夫が先に65歳を迎える(年金をもらい始める)想定にしています。

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ご自分の年金額・年金の受け取り方のイメージができましたか。
次号では一生涯のお金の動きをチェックしていきましょう。

 

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あなたの老後は大丈夫? 40代から始める賢いマネー術 ~苦手でも、年金制度の仕組みは知っておいて~

 

渡辺 美智代 さん

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オフィスまみぃ代表

保険会社勤務を経て、平成26年にオフィスまみぃを開設。

独立系ファイナンシャルプランナーとして、家計・保険・不動産・税金・資産運用・相続・介護などの幅広い分野に対応。

また弁護士・税理士・行政書士・社会保険労務士などとも連携し、ライフプラン全般に渡るワンストップサービスを提供している。

 

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