みなさん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの渡辺です。

 

お金を増やすことを考えた場合、「資産運用」についても検討していく必要がありますが、安全な資産運用を考える上で、重要な格言があります。

それは、

「すべての卵を一つのカゴに入れるな!」

すべての卵を一つのカゴに入れてしまうと、カゴを落とした時にすべての卵が割れてしまいます。
いくつかのカゴに分けておけば、一つのカゴを落としても他のカゴには影響がなく、被害を最小限に抑えることができます。

最近ではいくつかのカゴを同じテーブルに置かず、違うテーブルに置くことで、さらに被害を抑える方法をとる方が増えてきています。

では、どんなカゴとどんなテーブルがあるのでしょうか?
まずはテーブルを考えてみましょう。

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ここは銀行・信託・保険などに大きく分かれます。
さらに複数の銀行・信託・保険会社に分けることで、テーブルの数を増やすことができます。

 

次にカゴを考えてみましょう。
それぞれのテーブル(預け先)が扱っている商品を使い分けることで、カゴの数を増やすことができます。
普通預金・定期預金・個人向け国債・投資信託・変額保険・ドル建て保険などように、いろいろな商品があります。
ドル建て保険なら通貨を変えることで、さらに分散できますね。

 

テーブルとカゴが決まったら、入れ方も考えてみましょう。
毎月コツコツと積み立てる方法と一度にまとめて預ける方法があります。

ドル建て保険の場合は為替リスクもあるので、毎月の保険料がどのように決められるのか、確認が必要です。
保険料がドルで決まっている場合、毎月保険料が変わります。
例えば、保険料が500ドルとなっていた場合、1ドル=80円なら40,000円ですが、1ドル=130円なら65,000円になります。
40,000円なら続けられると思っていたのに、65,000円になったら続けられないかもしれません。

でも確実に500ドルずつ積み立てられています。

それに対し、保険料が円で決められているドル建て商品もあります。
この場合、保険料が毎月「円」で決まっているので、為替の変動で保険料が変わることがなく、途中で困ることはありません。

毎月決まった保険料ではありますが、為替の変動で毎月の積立が500ドルであったり300ドルだったりします。
ドル建て保険でまとめて預ける時には、預けるタイミングの為替に注意が必要です。

 

投資信託などで運用する場合は、手数料なども考慮しましょう。
保険などの場合は、解約しても解約手数料などはひかれません。見直ししても手数料はかかりません。
一方の投資信託の場合は、入出金時の振込手数料・買うときの買付手数料・信託報酬や運用管理・売るときの売付手数料など、いろいろな手数料がかかりますので、増えた分だけの計算でなく、手数料も含めた計算で考えていくことが大切です。

 

受取時の税金も考慮しましょう。
銀行等では、利子に対して税金がかかっているのを知っていますか?
銀行などの預貯金に利子があった場合、源泉分離課税と言って、利子の20%(所得税15%・地方税5%)税金がかかります。

今は復興特別所得税というものが加わっているため、20.315%となっています。
つまり、100万円の利子があったとすると、203,150円が税金でひかれ、796,850円が手元に入ります。

 

保険で運用し、支払った保険料よりも解約金の方が100万円多かった場合、同じように100万円増えているのですが、一時所得という扱いになり、
(100万円―特別控除額50万円)×1/2=25万円に対して、他の所得とあわせて所得税の計算がされます。

 

前回のコラムで金利が高い方が運用益が多くなると載せましたが、金利が高い商品はメリットとデメリットがあり、何かしらのリスクがあります。
どのリスクなら負っても大丈夫なのかを考えて運用先を決め、分散させての運用をしていきましょう(*^^)v

 

次回は、途中で続けられなくなったときの対策について考えます。

 

 

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渡辺 美智代 さん

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オフィスまみぃ代表

保険会社勤務を経て、平成26年にオフィスまみぃを開設。

独立系ファイナンシャルプランナーとして、家計・保険・不動産・税金・資産運用・相続・介護などの幅広い分野に対応。

また弁護士・税理士・行政書士・社会保険労務士などとも連携し、ライフプラン全般に渡るワンストップサービスを提供している。

 

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