例えばオフィスで内装工事を行う、といった時。そこにやってくるのは、いかつい男性職人たちが大半だと思います。

そんなオトコの世界にあえて飛び込み、女性の強みを生かしながらお仕事をされているのが、今回ご登場いただく柏木 佐恵子さん。
40代になってから建築業界で起業をされた柏木さんに、お仕事の魅力などを伺いました。

 

-柏木さんはもともと建築業界で働いていたのですか?

 

「いえ、20代は営業職として法人向けにパソコンを販売していました。ただ英文科卒なので、理系の知識はまったく無い状態からのスタートでした」

 

-入社していきなり営業ですか。

 

「なんとなく嫌なことは若い時に経験しておいたほうがいいと思い、あえてみんなが嫌がる営業職を選びました。
お客様に何時間もお説教された事もありましたが(笑)、結果的にはいろいろな経営者の方と会ってお話しするのは勉強にもなりましたし、メンタルも強くなりましたね」

 

-パソコンから建築業界はずいぶん距離があるように思いますが・・・

 

「パソコンの他に、オフィス家具を販売するようになったのが最初のきっかけですね。
部署が変わってその担当になったのですが、初日にいきなり先輩から「文系の人にはこの仕事は向かない仕事なんですよね~」と言われてしまい、カチーン!!と来て、インテリアコーディネーターの学校に通いました(笑)
資格取得後はオフィス家具の販売だけではなく、内装工事全般の仕事まで受注ができるようになりました。
内装の方がチームで一つのものを作り上げていく仕事なので、面白みがあり自分には向いていたのだと思います」

 

-負けず嫌いだったんですね。その後は本格的に建築業界に移ったのですか?

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「はい。30歳で結婚をしたのを機に、そこの会社は退職しましたが、それまでお付き会いのあった内装業の方からお誘いいただき、そちらの会社に就職をしました。
その後また別の内装関係の会社に入りもう一度営業職になったのですが、小さな会社だったのでとにかく忙しくて。土日は現場、平日は営業と見積り作成と設計を休む間もなくこなしていたら、体調を崩してしまいました。
それが乳ガンだったので、一年間の休職をさせてもらったんです」

 

-ガンになりながらも、復帰して独立されたのですか?

 

「幸いガンは初期の段階でしたので、元気に休んでおりました(笑)。

療養中には仕事の事を考えないよう、ボランティアなどに参加をして楽しく過ごしていたのですが、 色々と仕事面でお声をかけて頂く事が逆に増えてきたため、独立して自分自身でやろうという結論にいたりました。

病気でちょっと寄り道はしましたが、転んでもタダでは起きないんです(笑) 。
Liberty という屋号は、自由な発想で仕事がやっとできるんだ!と思ってつけた名前です」

 

-具体的はどのようなお仕事になるのでしょうか?

 

「内装を変えたいという施主さんからご連絡をいただき、その要望を組み取って図面と見積もりを作ります。ご発注をいただいたら、その作業内容にあった職人さんを私がコーディネートして現場完了まで見守るという感じですね。
請負工事の他には、オフィスレイアウト変更のプロジェクトに参加をさせて頂いて、施工管理のみを担当する事もあります
今まで営業・設計・施工管理を経験してきたので、お問い合わせに対してその都度色々な角度からご提案をさせて頂いているという感じです」

 

-施工の現場に女性がいるというのは珍しいですが、女性ならではの強みというのはありますか?

 

ls_20160130_2「トラブルがあった場合など、男性同士だとピリピリムードになる事もありますが、そんな時こそ空気を緩和させながら話をまとめたりするのには役に立っていると思います。
また職人さんは口数の少ない方も多いので、施主さんとの間で通訳のような役割をすることもあります。
起業をしてから施工管理士を挑戦しているのですが、その資格を取るのはほとんど男性ばかり!!だからこそ逆に女の自分にはチャンスがあると思いました。みんながやらない事にこそニーズがあるという考えは変わりませんね」

 

-20代であえて営業を選んだことともつながりますね。

 

「はい。学生時代には自分の性格では営業職は絶対に出来ないと思ってましたが、挑戦してから答えを出せばいいやと楽天的な部分もあったのが幸いでした。
営業職として働いていた頃に、苦手だと思うお客様などには数々とお会いしましたが(笑) 、自分の人生に出てくるそういった敵役(?)のような方達は、人生のスパイスになると考えているので 、痛い目に合ったとしても結果的には面白かったで終わる場合が多いですね」

 

-まもなく50代になると伺いましたが、50代に向けて思うことはありますか?

 

「50代はさらに自由に挑戦ができるようになる年代のような気がします。
65才の女性で現役で施工管理をされている方がいらっしゃるのですが、そういう方を見ているとやる気があればさらに挑戦の幅が広がるのだと思いました。
逆に「私には無理」と言って挑戦しない方を見ていると、もったいないなとも思います。
無理か無理じゃないかは挑戦してから答えを出すのが好きなんです(笑)」

 

柏木 佐恵子さんに聞きたい!相談したい!

柏木 佐恵子さんへお仕事のご相談・お問い合わせのメールを送ることができます。ご利用はお気軽にどうぞ。(内容により、ご返答できかねる場合がございますのでご容赦ください)

すべて必須項目です。

お名前

※公表はされませんので本名をご記入ください。

お住まいの都道府県

メールアドレス

お問い合わせ内容

 

柏木 佐恵子 さん

ls_20160130_kashiwagi

Liberty(リバティ)代表
現場監督・インテリアコーディネーター
一人女親方


コンピュータの営業として就職。
その後オフィス家具の営業職に異動し、その部署での業務拡大を狙って
内装工事を手掛け始める。
インテリアコーディネーター、カラーコーディネーターの資格を取得しながらCAD設計、施工管理等の経験を積み2014年に独立。
内装と生活の結び付きを深める必要を感じて、さらにホームヘルパー、福祉住環境コーディネーター、ファイナンシャルプランナーの資格も取得。
現在はオフィス・住宅・店舗・工場を中心とした工事全般の設計・請負工事・PM業務などを一人女親方としてこなしつつ会社を経営。
座右の銘は「できるできないじゃない やるんだ」

 

ホームページ

Liberty(リバティ)