■シリーズコラム:40代独女 × 結婚 × 自分らしい幸せ

~ 「また、合コンが楽しめる時代がやってきた!」

 

「合コン」

 

あぁ、なんて懐かしい響きなんでしょう。

 

「大学時代のサークル仲間が、今度合コンやるから来ない?」

そんな誘いに、「別に行ってもいいけど・・・」なんて気のないポーズを決めながら、内心では勝負する気満々だったあの頃。

わざと時間に遅れて、自分に注目を集める小ワザ。

会話の途中で何気なく上着を脱いで、女っぷりをアピールするテクニック。

途中、トイレで開催されるオトコ評価大会。

・・・どれもこれも、遠い昔の甘酸っぱい思い出。

 

なんて思っていたら、この間知り合いのオーバー40シングル女から意外な話を聞いた。

 

「先週も合コンでした」

 

なに? 合コン?

 

「先月まで付き合ってた彼とも、合コンで知り合ったんです」

 

なんだと? 合コンで知り合った?

 

そんな話がこの世に存在するのかと思い、食い入るように詳細を聞いてみた。

 

なんでも彼女によると、自分の周りには自分と同じ境遇(子無し、バツアリ)の女性がいっぱいいて、交友関係も広いため、月に2回程度は合コンが開かれているらしいのだ。

 

そこにやってくるオトコは同じくバツアリが多いそうだが、意外と結婚バージンなオトコも迷い込んでくるらしい。

たしかに最近は40代でも未婚なオトコも結構いる。

そんな男女が夜な夜な集まり、“大人の合コン”を繰り広げていたなんて・・・

 

彼女は、「まあ、いい縁があれば再婚してもいいけど、焦ってはいない」とサラッと言えるタイプ。

見た目も若く、大人かわいいを実践している女である。

そんな“女を忘れずにいられる”のも、時折開かれる“大人の合コン”の賜物なのかもしれない。

事実、“大人の合コン”にやってくる彼女の友達は、みんな美人なのだそうだ。

 

私たちの年になってくると若いころと違い、結婚に対して過剰なまでの情熱を持っていなかったりするので、気楽にその場のトークと食事、お酒を楽しめそうだ。

で、会ったことのないオトコと、若干の期待感を持ちつつも余裕ある態度で接することができる。

なんだか力みすぎて疲れるといったことのない、いい時間になりそうな気がする。

 

そっかあ。

逆に今の年だから、余裕のある合コンが開けるんだな。

「そんなこと無理」とか思ってたけど、時代は今、回りまわって、私たちを次なる合コン世代として迎えてくれているのかも。

(なんか興奮しすぎて、自分で何言ってんのかわかんなくなってきた)

 

いいなあ、“大人の合コン”。

久しぶりにスカートなんか履いて、ちょっと遅れて行ってみたいな。

 

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