先日、とあるテレビ番組を見ていたら

「彼氏いらない女子が増加中」

という特集をやっていた。

10代~70代まで世代を問わず、「彼氏はいらない」という人が増えているのだそうだ。

 

テレビなので誇張の部分はあるかと思うが、インタビューを受ける女性たちは

「LINEの返事とか、いちいちしないといけないし」

「予定とか時間を合わせるのも大変だし」

「自分の人生は一度きりだから、他の人に振り回されるのはイヤ」

などと、気持ちいいくらいにオトコらしい。

 

そしてみんなが口にするのは、

 

「めんどくさい」

 

そう。

もはや恋愛はときめくものではなく、めんどくさい代物になったようなのだ。

そうなれば、その先にある“結婚”は、めんどくささの極みみたいなものになる。

 

先月発売された『AERA』での「結婚はコスパが悪い」特集の中にもこう書かれている。

 

自分で生活を支えられる男女にとって、結婚は生活保障のための「必需品」ではなく、

自分にぴったり見合うものが見つかれば手に入れたい「嗜好品」になったのだ。

 

いや~、実に世の中乾いている。

 

寂しい気持ちはある。

でもだからと言って、それを補うために恋愛や結婚をするのはめんどくさい。

こんな気持ちの人は確かに増えているように思う。

 

sj_ikikata_20150810_1ネットの普及もあって私たちは、「不確実なもの」「効率が悪いもの」をとことん排除する癖がついた。

口コミのグルメサイトを見るのは、店選びを失敗したくないからだし

検索や比較によって、できるだけ素早く確かな情報にたどり着くことを良しと考えるようになった。

 

でもきっと私たちは欲張りなので、「もっと確かなものを」「もっと効率がよく」という欲求はとどまることを知らず、

「もっともっと」の気分をどんどん高めていくような気がする。

そうなったらなったで、なんだか息苦しくはないだろうか?

 

行き当たりばったりで、ふらっとお店に入ってみる。

思いのほか味が良ければ得した気分になるし、失敗したらしたで酒の席での笑えるエピソードになる。

そんな「偶然との出会い」や「遠回り」といったことは、逆に自分の時間を豊かにしてくれるような気もする。

 

恋愛にしても、むしろ結婚する気がないのなら「効率」とか「条件」とかにとらわれずに楽しめるのじゃないか?

「おもしろい人だから」「いろいろ遊びを知ってるから」

そんなきっかけでふらっと恋愛をはじめてみたら、意外と自分の毎日が華やかになったりするかもしれない。

 

「めんどくさい」の気持ちの裏にあるのは、その関係を維持しないといけないという義務感が働くから。

だったら「めんどくさくなったらやめる」ぐらいの気持ちではじめたら、案外心地のいい関係がつくれるのかもしれない。

やっぱり恋は楽しんでナンボ。

義務で続ける恋ほどやっかいなものはないからね。