気づくといつの間にか、恋愛がご無沙汰。
「しばらく恋してないなぁ・・・」
「恋愛の仕方、忘れちゃったよ」
なんて、ついつぶやいていませんか?
私たち世代になると、仕事や趣味の幅も広がって、昔ほど“恋愛偏重”ではない心持ちになる人も増えてきます。
でもやっぱり、できれば恋はしたいもの。
結婚するかどうかはともかく、好きな人がいる生活は、私たちの心身に潤いをもたらします。
今回から始まったこのコラムでは、恋を忘れた皆さんに、大人の恋の魅力や始め方・続け方についてお伝えしていきたいと思います。
●アラフォー・40代は、大人の恋愛適齢期
晩婚化が進む最近では、35才を過ぎた頃から「結婚」を意識し始める人が増え始めます。
それまで仕事や趣味に精を出していた人も
年齢が進み、出産のタイムリミットが視野に入ってくると、
「やっぱり産みたい。じゃあ早く結婚しないと」
というモードに切り替わる。
気づけば合コンの誘いもすっかり無くなっていて、慌てて婚活パーティーに参加したり、結婚相談所に入ったり。します。
実際、最近の結婚相談所の女性のボリュームゾーンは35~39歳。
やはり
「40までにはなんとか」
という意識が働くのですね。
逆に40才を過ぎ、子供を産める可能性が低くなると、
「ま、結婚できるならしたいけど、どうなることやら・・・」
と、それまでの勢いがすっかり落ち着いて、静観モードに入る人が増加します。
やはり出産は、結婚するための強力なモチベーション。
それが無くなれば、一人は寂しいけど、結婚という形への執着は薄れてきます。
また、アラフォー・40代まで独身で過ごしてくると、毎日の生活・環境は、すっかり自分好みに染まっています。
自分の周りにあるモノ・コトは、すべて自分好みにカスタマイズされ
ライフスタイルはどんどん心地よくなっていきます。
そこまで出来上がってくると
「このライフスタイルは崩したくない」
という気分になるのも当然のこと。
「結婚するなら、この生活はキープしたまま、快適さがプラスされる相手がいい」
なんて言ってみたりするものの、
それをかなえるほどの財力・余裕のある相手はなかなかいません。
ということで私たち世代はますます、結婚したいという気持ちは薄くなっていきます。
でも
「なんとしてでも、結婚しないと」
という強迫観念から解放されて自由になると、ある部分では気持ちが楽になり
「結婚はともかく恋愛したい」
というスイッチが入り始めます。
結婚という目標に向かって、詰め将棋のように進んでいくつきあいではなく
毎日を心地よく、気分よく過ごすエッセンスとしての大人の恋愛。
婚活に必死になるより、よっぽどピュアな気分で恋愛ができる年代。
つまり、40代は大人の恋愛適齢期です。
自分らしいライフスタイルはそのままで、恋愛を楽しむ。
そんな私たち好みの大人の恋愛、はじめてみませんか?