夏休みに田舎に帰る、という大人女子も多いかと思いますが一方で、親や親戚から結婚について詰め寄られるのがしんどい、と感じている人も少なからず存在します。

都会と田舎でのライフスタイルの違い、自分たちと親世代とのジェネレーションギャップなど、価値観の違いはどうしても存在するし、久しぶりに会った娘との会話の中で、その質問は常套句なので避けることは難しいものです。

ではこの「結婚しないの?」攻撃を上手に交わしながら、親との関係を良好に保ち、自分の気持ちも穏やかに保つ方法はないものか・・・ちょっと考えてみたいと思います。


親や親戚は自分たちの感覚が世の中の基準と思っていることが多く、その感覚のままに「結婚しないの?」と聞いてきます。
その価値観自体を変えていくのは至難のわざなので、その交わし方をアナタが身に付けておかないとなりません。

大人女子の基本的なたしなみとして、「結婚しないの?」を交わす際のスタンスとしては・・・

・相手がなぜそのセリフを口にするのかを考える。
・相手に対する気遣いをしつつ、自分の気持ちを伝える。

のふたつの点を押さえておくのがポイントです。


「相手がなぜそのセリフを口にするのかを考える」というのは、親・親戚の気持ちを想像するということ。
例えば今回のような場合、親の気持ちとしては・・・

「結婚することが娘にとっての幸せだと思っている」
「結婚していない娘は不幸なのではないかと感じている」
「それを考え出すと気持ちが落ち着かない」
「できれば孫の顔も見たい」
「自分の娘が他の女性よりも劣っているのではないかと感じてしまう」

といったことでしょう。

相手がそういう気持ちであろうと察したうえで、ムキになって反論したり、はぐらかして面倒を後回しにするのではなく、きちんと自分の気持ちを伝えるのが、カシコイ対応法。

例えば、「結婚したくないわけではないが、今のところ具体的な相手もいないし、他にもやりたいこともある」という気分のアナタなら・・・

「お母さんに心配かけているのは良くないって思ってる。自分も結婚したくないと思っているわけじゃないの。でも、今のところそういう相手と巡り会ってない し、自分としてやりたいこともある。そのバランスを考えながら、自分なりに幸せになろうと思っているから、見守っていてほしい」

といったことを伝えてみる。
自分の主張を通す前に相手への気遣いを見せ、何も考えていないわけではなく、自分なりに人生を見据えているということを伝え、ご両親や親戚を安心させてあげる言い回しです。


また、「自分は結婚できないと思う」「結婚はしたくない」と、割とハッキリ考えているようなアナタなら、

「孫の顔を見せられるかどうかはわからないけど、自分なりに幸せになるように頑張るから。もし結婚しなかったとしても、将来困らないようにいろいろ考えていくから心配しないで。その分、ちゃんと親孝行するからね」

と、相手への気遣いを見せつつ、結婚はしないという意思は明確に伝えるのも良いかと思います。


こういった言葉選びとともに、口調もポイント。
腹立たしいような口調や投げやりな態度ではなく、穏やかにきちんと口にすることで、誠実さが伝わります。
仕事でもそうですよね。


実家でこんなやりとりをした後、自宅へと戻ってくる電車の中では、“自分にとって結婚とは?”なんていうことを、あらためて考えてみるのもいいと思います。
結婚について考えることが、よりよい自分の将来を考えることにつながることもあります。


同時に、「結婚しないの? と言われるうちが華だ」ということも実感しましょう。
心配されなくなったらなったで、寂しさを感じるものですから。

 

「まだ結婚しないの?」に答える理論武装
少々古い本で、Amazonでは古本としての取り扱いしかありませんが、おもしろい内容です。
タイトルにあるように、「まだ結婚しないの?」と言われた時の答え方が多数掲載されているのはもちろんですが、序章「あなたが大切にしている“愛”の正 体」では、私たちの意識に染み付く愛や結婚に関する冷静な解説がされており、なかなかおもしろく読めるのと共に、自分にとっての結婚を考えるきっかけにも なりそうです。

伊田 広行 著
光文社
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