今のバージョン40世代って、実はちょっとかわいそうな世代だと思います。

だって、女の人生の選択肢がぐんぐん広がっている最中で生きてるから。

 

昔の女の人生は単純でした。

当時、女の人生の中で最もプレミアムな行為は「結婚」でした。

「結婚」さえすれば女は幸せ。女の人生の上がり。だからゴールインなんて言ったりして。

プレミアムな「結婚」というパスポートを手に入れるためなら、そのほかのことは我慢したりあきらめたりするのは当然。だって「結婚」さえすれば幸せになれるんですから。

当時、女は迷いませんでした。人生のゴールが「結婚」ひとつに絞られていたから、みんながそれに向かっていけばよかった。

 

今は、そんなことはありません。

「結婚」が人生のゴールだなんて、誰も思っちゃいません。だって「結婚」したってすぐ別れることはざらにあり、「バツイチ」なんていう言葉がこんなにカジュアルに使われる世の中じゃ、「結婚」にプレミアムな価値を見出すなんて無理ですよね。

 

男女雇用機会均等法、バブル期、不景気と時代が大きく揺れ動く中、それまで当然だと思っていたことが当然ではないと、私たちは知ってしまいました。(だって昔は銀行や証券会社が潰れるなんてありえないと思ってましたもんね)

と、同時に人生という長い旅における女の価値観も実に多様に広がってしまいました。

仕事に情熱を注ぎまくる女、独立起業に踏み出す女、趣味に没頭する女、ボランティアを生きがいに海外に行ってしまう女、相変わらず結婚が人生のゴールだと信じて疑わない女など、実に多彩。

が、多彩だからゆえに、「何を選んだら自分がシアワセになれるのか」が見えづらい。

おまけに不景気で給料が伸び悩んだりするとなんだか不安は募るし、自信もなくなってくる…

そう、40代まで独身で生きてきた女は、時代に翻弄されまくってきたわけです。

人の価値観は、時代や環境に大きく左右されます。つまり、泡の時代に浮かれ気分を味わい、その後の不景気で冷や水をあびせられ、雇用機会均等法でキャリア志向に開眼し、大きな地震で再び喪失感を与えられた私たちは、何にも悪くないわけです。

 

が、しかし。

今の状態を引き起こしたのは誰のせいなのかはともかくとして、私たちはこの先の人生を生きていかなければなりません。

生まれてきた以上、できるだけシアワセな状態で生きていきたいと願うのは当然のこと。

 

となると、女の人生の選択肢が広がり続けている中では、自分がしっかりしないといけません。

すべての女に共通するシアワセ尺度は消滅していますので、自分だけのオリジナルなシアワセ尺度を決めていかないといけません。

そこでやっぱり大事になってくるのが、“自分軸”。

“ワタシ、これでいいじゃん”の精神です。

(みんなが好きな言葉でいえば、「自分らしい生き方」ということですね)

 

どうなると自分がシアワセでいられるのかを、自分の頭で考える。他人に答えは求めない。

「こうすればワタシ、シアワセになれるじゃん」がわかったら、その方向へ舵を切る。他人の評価は気にしない。

結婚するのかしないのか、会社勤めを続けるのか独立するのか、マンションを買うのか賃貸でいくのか…すべて自分で考え、答えを出す。

 

そして、自分がシアワセになるなら何をやったっていいんです。

 

ただし以前も書きましたが、自分も社会というつながりの中で生きていることぐらい、大人の女の皆さんならお分かりですよね?

他人に迷惑をかけない(極力ね)というのは基本中の基本。アナタが他人に迷惑をかけていい権利なんてありません。

 

そして、何をやってもいいけれど、自分が決めて言ったことややったことに対しては責任を持つ(自分のお尻は自分で拭く)なんていうのも、デキる女のたしなみです。

 

自分で決めたことに責任を持つって、どういうことでしょう?

ひとつの例で言えば、自分が決めて起こした行動によって生じた結果が例え悪いものであっても、他人や状況のせいにしない。

そのことでもし他人に迷惑をかけたのであれば、きちんとフォローするといったことですね。

自分で好きに決めたくせに、結果が悪かったら「アンタが悪い」なんて口にするのはあまりにも自分勝手でカッコ悪いです。

 

自分で決めて行動し、望む結果が得られたのなら心の底からシアワセを味わう。

もしよくない結果ならきちんと自分で受け止めて、次のシアワセ尺度を組みなおす。

そんな潔い生き方、ステキです。