今回ご登場いただくのは、美習慣コンシェルジュのやまと まさ子さん。
『美習慣』と言って美容に関することではなく、自分らしく生きることにつながる毎日の過ごし方を指しています。
『美習慣』とはどういったものなのか、その効果はどんな点にあるのか、お話を伺いました。
-やまとさんが提唱されている『美習慣』とは、どのようなことなのでしょうか?
「世の中にはさまざまなハウツー本や、ノウハウを教えるセミナーなどがたくさんありますが、自分の目標や希望を叶えていくためには、ノウハウ以以上にまずは自分を見つめなおすことが大切だと、私は考えています。
実は大人になればなるほど、自分自身のことがわからなくなってしまうということがあります。そういった状態のまま外からの情報を入れても、それが自分に合っているのか、必要なのかがわからず、しっくりはこないと思います。
そこでまずはいったん足を止めて、自分自身と向き合う。
家族や自分の周りの人と良いコミュニケーションを取ったり、新しい体験や芸術などから非日常のエッセンスを取り入れたりといったことを通じて、自分の毎日を丁寧に過ごすことで、実は自分自身がすでにいろいろなものを持っていることに気づいたり、本当に自分が求めているものが見えるようになってきます。そういった一連のことを『美習慣』と名付けており、個人セッションやカフェ会形式のセミナーを通じてお伝えしています」
-そういった『美習慣』を行うことで、何が変わってくるのでしょうか?
「自らが楽しくなって、幸せを感じやすくなる。軽やかに行動できるようになる。周りの人との関係性が良くなる。自分の感覚を信じて決断できるようになる、といったことがあります。“私、これでいいんだ”といった自己肯定感が上がり、“私にはこれは必要で、これはいらない”という選択眼が手に入るきっかけになると思います」
-これまでに『美習慣』を実践された方には、どんな変化がありましたか?
「とある45歳の女性は、それまで自分がどういう結婚をしたいのかわからず婚活をしていたのですが、『美習慣』を通じて自分らしい結婚のイメージが明確になり、ご自身がイメージした結婚生活を過ごせそうだと思う男性と出会い、結婚されました。
また別の50歳の女性は自分の軸がぶれなくなり、目標が明確になりました。自分自信を客観視できるようになったことで面接でもよいアピールができ、転職に成功されました」
-やまとさんご自身も47歳の時、初婚で結婚されていますね。
「昔から結婚に対する憧れはあったのですが、それが叶ったのは47歳になってからでした(笑)。
20代の頃はものすごく腰掛け意識が強く(笑)、親の意向などもあって早く結婚してしまいたいと思っていました。婚活もしましたがうまくいかなかったですね。
30代になると仕事が楽しくなってしまい、婚活は中断。
46になって母が亡くなり、母への依存が強かった私はそこで改めて結婚したいスイッチが入りました。
それまでは漠然と結婚に憧れを持っているだけでしたが、結婚に対するイメージが明確になり、3か月後に友人の紹介で出会ったのが今の夫です」
-40代後半になると「今さら結婚なんて面倒くさい」という気持ちになりそうですが・・・
「私の場合はやっぱり家族が欲しかったんですね。年齢的には出産は難しい年になっていましたから、むしろ相手に子供がいたのはのはありがたかったです」
-40代後半と言うと、自分の価値観や生活習慣も固まってきていると思いますが、結婚によって変化したのはどんな点ですか?
「私も夫もマイペースなので、お互いのペースを尊重しながら日々の生活を送れていて、あまり変化はないですね。
基本的な安心感があるので、かえって気持ちは自由に、ラクになりました。
依存しすぎない大人同士の結婚は、そんな点がいいのではないでしょうか?」
-そんなやまとさんから、40代の大人の女性たちにメッセージをお願いできますか。
「年齢的には、結婚というキーワードが心のどこかに居座っている感じかと思いますが、結婚する・しないに関わらず、“自分ひとりでも幸せ”と思えるベースはつくっておくべきかと思います。経済面、精神面、健康面などですね。
その上で結婚を望むのであれば、まずは自分自身を見つめなおすこと。
さらにご縁はどこからやってくるかわからないので、行動の幅を広げていくことです。新しい友人ができそうなサークルに入ってみる、趣味の集まりに参加してみる、といった感じです。
そこからは自分の直感を信じて、この人となら幸せになれると思える相手に出会っていってほしいですね」
やまと まさ子 さん | ![]() |
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美習慣コンシェルジュ 茨城県出身、立教大学文学部卒業。 20代で結婚を夢見て、婚活をスタートするが上手くいかず。 亡くなって3か月後に同い年の男性と出会い、3回目のデートで決心。出会って7か月後に入籍。 それまでは、社会通念、親の期待に応えようと他人軸で生きていたが、母親の死をきっかけに自分に目覚め、心から求めるパートナーと本来の自分として生きることを決心。 自分を大切に、今ここの幸せを感じながら、その人らしく花開かせることを目指して、美習慣ランチ会、セミナー、美習慣塾などを2011年より開催。 メディア実績 美ストーリー2015年6月号
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