「結婚したくないわけじゃない(あきらめたわけじゃない)」

けれど、結婚を選んでいない私たち。

 

そんな気持ちのまま40代に入ると、婚姻届で結びつく法律上の結婚に対する関心・熱意は一段と薄くなる。

それはきっと、「もう子供産める歳じゃないから」という気持ちになってくるから。

 

どんなに見た目が若々しく、美しく、そして心身ともに元気であっても

残念ながら女の子宮年齢は、その外見とリンクはしていない。

40代になってくるとホルモンの状態も変化してくるし、体力の面からも、子供を授かれる可能性は低くなる。

 

自分自身で築いてきた心地よい王国が多少犠牲になっても、子供を産めるのなら結婚も悪くない・・・

40代になると、そんな結婚に執着する最後のタガがはずれてしまい、

「子供が産めなくなったのなら、結婚する必要性は一層無い」

と、私たちの頭は考えはじめる。

 

20170321_2

 

子供問題にけりがつくと、次に気になってくるのが老後の問題。

 

仕事・お金ももちろんだが、自分自身の寂しさをなんとかしないといけない。

そうなってくると、法律的な結婚ではなく事実婚のできるパートナーが欲しくなる。

 

が、積極的に事実婚を希望するオトコはまだまだ少数派。

そんな思考の人とマッチングしてくれるサービスも皆無。

(事実婚希望のオトコを紹介してくれるそんなサービス、どっかにないかしら)

 

では「事実婚」なんていう言葉は前に出さず、恋人としてつきあえるオトコならいるのでは?

で、なし崩し的に事実婚状態になれば・・・

 

その方が出会いの確率は上がると思うが、40代になると新たなオトコとの出会いのチャンスはあまり転がっていないという現実もある。

それまでフル活用してきた、友人の紹介や合コンといった手段はもはや使えない。

自然な出会いというと仕事関係だけ。

 

とはいえ、自分の年齢と釣り合うオトコはすでに結婚しているのが多数派。

一歩間違うと、「都合のいいオンナ」として不倫相手のポジションにされてしまう可能性も高い。

またバツイチのオトコだったりすると、案外再婚相手を求めていたりする。

 

20170321_3

 

あわせて、すっかり目の肥えた私たちは、相手に対する評価が減点法になってしまう確率が高い。

(板前さんが握ってくれるお寿司食べてたら、いまさらスーパーのお寿司は食べられないもん。自分の格が下がっちゃうから)

 

自分にとって心地よい関係をつくれる、都合のいいパートナーとはやっぱり出会えないのか?

そうなるとこの歳になっても、やっぱり婚活にいそしまなければならないのか?

 

となると使えるのは、最後の砦となる結婚相談所?

とはいえオトコの立場からすると、結婚と出産はセットもの。相談所においても選ばれるのは、35歳未満のオンナたち。

 

そもそも万一いい相手と出会えたとして、いまさら自分が結婚を選べるのか?

相手の親だってあっという間に介護が必要になるお年頃。

対して長い付き合いでもない結婚相手の親の世話とか、自分にできるのか?

 

・・・やっぱり無理な気がする。

 

となると、結婚も事実婚も選べない。

そのあたりの選択肢への未練はバッサリ捨てて、一人で楽しく生きていく方向に潔く舵を切っていく必要があるのかもしれない。

やっぱり持つべきものは同種の友人か。