■働きウーマンのワークライフバランス術

 ~ 時間管理のコツ – 自分のエネルギーの使い方

 

こんにちは!
ビジネス&ライフスタイルコーチの今本待喜子です。

 

いよいよ本格的な夏が訪れようとしています。

 

サウナに行かなくても
激しい運動をしなくても
汗をおもいっきりかける季節です。

 

そして、汗をおもいっきりかいた後は
もちろんキンと冷えたビール!

 

やっぱり夏はコレ!ですよね。(笑)


さて、今月のテーマは時間管理。

 

あなたは「忙しい」が口癖ではありませんか?
そう、現代ビジネスマン&ビジネスウーマン、誰だって忙しい。


そんなあなたもお読みになったことがありますよね、
タイムマネジメントに関するアレコレ。

 

そう、タイムマネジメントに関する書籍は
山のように出版されていますし、
今ではスマホを始め、時間管理ツールなどもたくさんあり
その手法は数え上げるときりがありません。

 

それだけ、
「タイムマネジメント」
は万人共通の永遠のテーマなのでしょう。


実は私自身は、
各人にぴったりとくる時間管理の手法は
人の数だけあるのでは、と思っています。

 

何が正しくて何が間違っているかは、その人次第。
自分が最もやりやすい手法が自分にとってのベストであると思います。

 

ですから、ここで私は、
時間管理の手法を語るつもりはまったくありません。

 

今回私がお話したいのは、
“自分が本当に時間を使いたいことに対して、どれだけ意識的か”
ということです。

 

タイムマネジメントの企業研修などでは
冒頭に、
「過去3日間、自分の時間を何にどれだけ使ったか書き出してみてください」
というワークをやっていただくことがあります。


これ、面白いことに、
自分が何にどれだけ時間を使ったかを正確に書き出せる方って
ほとんどいらっしゃいません。


結果、
“いかに私たちは無意識に時間を過ごしているか”、
ということが明らかになります。

 

si_imamoto_20150710_1自分で時間をコントロールしているのではなく
時間に翻弄されている。

 

本当に時間を使いたいことに使えず、
無駄なことをたくさんしてしまっている。

 

イレギュラーなことや他者に振り回されてしまっている。

 

そんな状況かもしれません。


大切なのは、
時間をマネジメントする前に
自分が使えるエネルギーをマネジメントするという視点。


自分がどんなことにエネルギーを注ぎたいのか。
自分の人生にとって、今何が大切で、やるべきことは何なのか。

 

そこを明確にすることが先決です。


そう考えた時に、
日々、やらなくてもいいこと、やっていても無駄なこと
が見えてきます。

 

おのずと自分が何に対してエネルギーを注ぐべきか
がわかってきます。

 

私の場合、
もちろん仕事という軸があるうえで、
ここ数年来、
ライフワークとしてマラソンやトライアスロンをかなり真剣に取り組んでいます。
そして、主婦としての役割もあります。


組織に属していないので、
比較的時間を自分でコントロールしやすい立場であるのは確かですが、
仕事や家事をしつつ、どうやってトレーニングを組み込んでいくのか。
これは今の私にとって、とても大切な課題です。


そのために、以前はやっていたけれどやめたことがたくさんあります。

 

また、例えば見る目的のないテレビを観たり、
興味に任せてネットサーフィンするというような
ついつい時間を無意識に使ってしまうことを極力しないよう心がけています。


自分が本当にやりたいことを軸に、
その時間を生み出すために、時間全体をどう使うのか、
いつもその視点で時間をコントロールします。


断捨離トレーナーという立場もありますが、
モノを探すなど、時間の無駄をなくすよう、
無駄なモノをもたないことや使いやすい収納、効率的なモノの配置
などもいつも意識しています。


今の自分にとって大切なことがわかると、
そうでないことがおのずと浮かび上がってくるはずです。

 

そういう“大切でないこと”に極力時間を使わないという意識も必要です。


もちろん、年代によっても立場によっても、
“今の自分にとって大切なこと”
は変化して当然。

 

ですから、時間の使い方はその都度変化して当然、ともいえます。

 

また、もうひとつ重要なことは、
“必ず余裕シロを取る”
ということです。


日々生活していると、
何もかも思い通りに行くことの方が少なく
イレギュラーなことが起きて当たり前です。

 

ですから、
“想定外が起こることを想定内にしておく”
つまり
“想定外が起こった時のための時間”
をあらかじめ確保しておくのです。


これには考え方がいくつかありますが、

 

・個々の作業時間を自分の標準時間の1.5倍で見積もっておく
・“予定を入れない時間”をあらかじめ確保しておく
など、

 

時間いっぱいキチキチにスケジュールするのではなく、
必ずどこかに余白を入れておく。


もちろん、何もイレギュラーなことが起こらなければ、
これはとても嬉しいこと。
自分に対するご褒美としてその余白時間は好きなことに使えます。


さて、
あなたがあなたの人生において
本当にエネルギーを注ぎたいことは何でしょうか?

 

タイムマネジメントはここから始まります。

 

【今月のホームワーク】
過去3日間、24時間の使い方(何を何分したのか)を実際に書き出してみよう!

 

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今本 待喜子 さん

ビジネス&ライフスタイルコーチ

・(財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
・やましたひでこ公認断捨離トレーナー

 

大学卒業後、大手自動車メーカー系列システム開発会社のSE、 プロジェクトマネージャーとして、各種業務システムの設計・開発を担当 また、社内におけるSE教育担当を兼任。

1995年 IT系ベンチャーへ参画し、同社のパソコン教室/インターネットカフェの立ち上げ及び企画運営全般を 担当、またインストラクタも兼任し、パソコン教室を軌道にのせる。

1997年独立。資格取得専門学校の講師として、学生や社会人のキャリアアップ支援事業に携わり、 情報処理関連の資格取得講座講師として、多数の大学および民間企業・公的機関・団体に対し、資格取得講座等 を担当。

 

2005年よりコーチングを学び、現在はパーソナルコーチングやコーチングトレーニングのトレーナーを務めるとともに、 段取り力、仕事の進め方、ストレスマネジメント、パーソナルファウンデーション強化や部下育成などの、 ビジネスコミュニケーション/ビジネス推進スキルの研修企画開発ならびに講師として活動中
年間100を超える講座を担当。

2011年より、断捨離トレーナーとしてのノウハウとコーチングを融合させ、主に仕事をもつ女性に対しての、 ファウンデーション強化・ライフスタイルの向上によるパフォーマンスアップを目的としたセミナーや直接自宅や職場に 訪問してのコンサルティングやQOLアップのためのコーチングを提供している。

 

2011年から本格的に始めたマラソンは、いまやライフワークに。フルマラソンはもとより、100キロを超えるウルトラマラソン、トライアスロンとその幅を広げ続けている。

「仕事をもちながら自分らしく生きる女性たちが、さらにご機嫌に輝く人生を楽しんでもらうために」  その思いを胸に、仕事と愉しく向き合っている。

 

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