■働きウーマンのワークライフバランス術

 ~ ストレスと仲良くしよう! – 上手にストレスコントロール

 

こんにちは!
ビジネス&ライフスタイルコーチの今本待喜子です。

 

今月のテーマは
【ストレスコントロール】


現代社会、恐らく、
『ストレス』を全く感じていない
というビジネスウーマンはいない、と言っても過言ではないでしょう。

きっとあなたもそんなひとり、ですよね。


「ストレスが溜まっちゃって」
日常会話として頻繁に交わされているにもかかわらず、
実は、

ストレスって何なのか?

を正確に把握している方は、ものすごく少ないのかもしれません。


辞書で“ストレス”を引くと、

(1)語の中のある音節を際立たせるために強化される力の程度
(2) (理学)応力
(3) (医学)種々の外部刺激に対して、心身に生ずる機能変化
(4) 俗に、精神的緊張

と、あります。


私が、いつもストレスに対して説明する際は、
(3)に近い言葉を使います。


「あらゆる外的刺激に対して、私たちの心身が反応すること
その反発エネルギーそのもののこと」

さらに付け加えると、

「実は、ストレスそのものは、単なる反応に過ぎないので
良いものでも悪いものでもない」


そうなのです。
実は、私たちはストレスを味方につけるときもあるのです。


例えば、
お風呂でリラックスしたような状態で、
大事な商談やプレゼンはできないですよね?


つまり、低すぎるストレスレベルでは、
生産性は上がらないものなのです。


いつもよりシャープなお化粧をしてみたり
勝負スーツでビシっと決めてみたり
客先のビルのエレベーターの中で、ひとり気合を入れたり
あえて大きい声で話をしたり・・・


大切な仕事の場面などでは、
自分に自分で負荷を与える
つまり、ストレスレベルを上げること、
していませんか。


スポーツにおいてのエール交換や
敢えて設定する目標実現のための期限など、
自分のモチベーションを上げ、行動のスピードを速めるために
気合やプレッシャーでストレスを高めることを行っているのです。


私たちが、
一番やる気になり、集中力がアップし、
エネルギッシュな状態で実力を発揮できる、
そんな最適なストレスレベルのことを専門用語では、

オプティマル・ストレス(Optimal Stress)

といいます。


往々にして、
心の健康のためには、ストレスをなくす・減らす方向へ意識が向きがちなのですが、
一番大切なのは、

オプティマル・ストレス状態を保つために
ストレスをコントロールする

ということなのです。

 

ストレスを無くす
のではなく
ストレスをコントロールする

この視点、特にビジネスウーマンにとっては大切です。

 

もちろん、ストレスレベルを上げるだけでは
疲弊してしまいます。


まずは、今の自分のストレス状態がどのくらいなのかを
客観的に捉えることが大切。


それには、ストレスチェックが有効です。
参考までに、厚生労働省が作成した無料のストレスチェックサイトがあります。

ぜひ定期的に、自分のストレス状態をチェックしてみてください。

そして、もちろんストレスレベルが高い場合には、
しっかりとした対処も必要になってきます。


si_imamoto_20151010_1例えば、
アメリカでは、次の『3つのR』という対処法が有効だと言われています。

 

1.レスト (REST:休養)
2.リクリエーション (RECREATION:気分転換)
3.リラクセーション (RELAXATION:くつろぎ)

 

 

 

1. レスト (REST:休養)

あなたは、この夏、休日を何日間取りましたか?

 

その間、自分自身のリフレッシュのために、
どれだけ時間が取れましたか?

 

普段の土日であっても、
ほんの数時間でもかまいません。

 

意識して、
“自分を休める時間”をつくりましょう。

 

休養も仕事のうちだと思えていること
On/Offがバランスよくコントロールできること、

これも有能なビジネスウーマンの証ですね!

 

 

2.リクリエーション (RECREATION:気分転換)

多くの女性は、
“友達とのおしゃべり”で、
かなりのうっぷん晴らしができますよね。

 

そう、

会話や雑談
笑い
運動   など、

 

仕事でフル回転した頭脳を開放してあげること、
これがまさに気分転換です。

 

特に、

“笑い”は、
脳内にα波発生させる働きがあり、
脳のリラックスにとても有効。

 

“笑い”のある職場、
きっと、仕事の生産性も高いはずです。

 

 

3.リラクセーション (RELAXATION:くつろぎ)

一流のアスリートは、
緊張とリラックスを、
上手にコントロールできるそうです。

 

リラックスできていれば、

突発的なことに対処できる
冷静な判断ができる
理論的に考えることができる

 

ビジネスウーマンとして、理想の状態です。


緑の多い公園を散歩する
屋上で歌を歌う
酸素バーにいく  etc…

 

リラクセーションには
さまざまな方法がありますね!

 

自分なりの
くつろげる空間や方法、
見つけておくことも必要です。


ストレスと仲良くなる。
現代を生きる私たちにとって、必須のスキルだと思います。

 

あなたなりのストレスとのつきあい方、
ぜひ見つけてくださいね。

 

 

【今月のホームワーク】
ストレスチェックしてみよう!

 

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今本 待喜子 さん

ビジネス&ライフスタイルコーチ

・(財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
・やましたひでこ公認断捨離トレーナー

 

大学卒業後、大手自動車メーカー系列システム開発会社のSE、 プロジェクトマネージャーとして、各種業務システムの設計・開発を担当 また、社内におけるSE教育担当を兼任。

1995年 IT系ベンチャーへ参画し、同社のパソコン教室/インターネットカフェの立ち上げ及び企画運営全般を 担当、またインストラクタも兼任し、パソコン教室を軌道にのせる。

1997年独立。資格取得専門学校の講師として、学生や社会人のキャリアアップ支援事業に携わり、 情報処理関連の資格取得講座講師として、多数の大学および民間企業・公的機関・団体に対し、資格取得講座等 を担当。

 

2005年よりコーチングを学び、現在はパーソナルコーチングやコーチングトレーニングのトレーナーを務めるとともに、 段取り力、仕事の進め方、ストレスマネジメント、パーソナルファウンデーション強化や部下育成などの、 ビジネスコミュニケーション/ビジネス推進スキルの研修企画開発ならびに講師として活動中
年間100を超える講座を担当。

2011年より、断捨離トレーナーとしてのノウハウとコーチングを融合させ、主に仕事をもつ女性に対しての、 ファウンデーション強化・ライフスタイルの向上によるパフォーマンスアップを目的としたセミナーや直接自宅や職場に 訪問してのコンサルティングやQOLアップのためのコーチングを提供している。

 

2011年から本格的に始めたマラソンは、いまやライフワークに。フルマラソンはもとより、100キロを超えるウルトラマラソン、トライアスロンとその幅を広げ続けている。

「仕事をもちながら自分らしく生きる女性たちが、さらにご機嫌に輝く人生を楽しんでもらうために」  その思いを胸に、仕事と愉しく向き合っている。

 

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