■働きウーマンのワークライフバランス術

 ~ その苦しみ、自分でつくっていませんか? – 思い込みや固定観念を手放す

 

こんにちは!
ビジネス&ライフスタイルコーチの今本待喜子です。

 

今月のテーマは
【思い込みや固定観念から自分を解放する】
です。


いよいよ秋も深まってきました。
秋の夜長、
あなたはどんな時間の使い方をされているでしょうか?


読書は定番、映画を観たり、音楽を聞いたり
ジムに行ったり、外を走ったり
お友達やご家族と美味しいお食事
美味しいお酒と楽しい会話
ネットサーフィンやSNS投稿
編み物、お料理・・・
趣味のアレコレをはじめ、
もちろん、お仕事を一生懸命って方もいらっしゃるはず。


心地よい季節、何をするのにも快適ですね。

 

それならばもうひとつ、

“自分の内側とじっくり向き合ってみる”

なんていうのはどうでしょう?


内省。 深く自己をかえりみること。


いいことも、悪いことも、
自分のなかの何がそうさせているのか。

深く、深く見ていくと、
幼いころから形成された
自分固有の価値観や固定観念、思い込みなどに行きつきます。


それは、今の自分を作り上げてくれた大切なもの。
それによって結果を出し、
それがあるから成長できたことも多々あるでしょう。

 

ただ、もしかすると、

それがゆえに行動できない、
一歩が踏み出せない、
自分に自信が持てない

そういう思いや考えが見つかることがあります。

 

例えば、

「完璧でなければいけない」
「弱いところを見せてはいけない」
「失敗してはいけない」
「良い母親でなければいけない」
「人前で泣いてはならない」
etc・・・

 

特に、アメリカの臨床心理学者 テイビー・ケーラーが提唱した
人が行動を駆り立てられる5つの心理ドライバー。

これがかかり過ぎると人はつらくなる
と言っています。

その5つとは、

 

1.Be perfect 完璧であれ!
2.Please others (他者を)喜ばせろ!
3.Try hard  努力せよ!
4.Be strong  強くあれ!
5.Hurry up  急げ!

 

si_imamoto_20151110_1いかがでしょう。
あなたも思い当たる節がありませんか?


こういった思考が
プラスに機能しているのならしめたもの。
でも、
マイナスに機能しているのなら
一時的にも手放せるといいですよね。

 

できない自分を責めたり
人と比較して落ち込んだり
頑張りすぎて疲れてしまったり・・・


そんなときはぜひ、
自分の中のどんな思いに駆り立てられて
そうなってしまうのかを振り返ってみてください。


そして、その思いを検証してみてください。


でも、どうやって?


心理療法家の川畑のぶこ氏によると
それには
「モルツビーの5つの質問」を自分に投げかけてみる
ことが有効だと。


その5つの質問とは、コレ↓

1. それは明らかな事実?
2. 自分命や健康を守るために役に立つ?
3. 自分の目標達成に役に立つ?
4. あなたが抱える問題解決に役立つ?
5. そのことを考えると、ワクワクする?


この5つ問いに対して、
YESが2個以下の場合、
それは不健全な思考だと判断できるとのこと。


確かに、自分を縛っている思考にあてはめてみると
結局は、ひとつもYESと答えられない場合が多いように思います。


そんなとき、
ちょっとそういう思考を脇に置いてみる。
思い切って手放してみる。


そうすると、
なんだか新たな可能性が見えてくる気がしませんか?


他者のせいや環境のせいなど、
自分の外側に原因を押し付けていたことが、
案外自分の内側に原因があることに気がついたりしませんか?

 

苦しみは自分がつくっている。

ならば、
自分でコントロールできるはず。

 

結局、本当に手放せないのは、手放しがたいのは、
自分のなかにある思考。


そのことに気づくだけでも、大きな変化に繋がります。

 

自分のなかの思い込みや固定観念で
自分自身をいじめるのは、もうやめにしたいものですね。

 

【今月のホームワーク】
「私は〇〇であるべき」と思っていることを挙げてみよう!
そして、本当にそうか、モルツビーの5つの質問と照らし合わせてみよう!

 

《このコラムの前の回を読む

 

今本 待喜子 さん

ビジネス&ライフスタイルコーチ

・(財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
・やましたひでこ公認断捨離トレーナー

 

大学卒業後、大手自動車メーカー系列システム開発会社のSE、 プロジェクトマネージャーとして、各種業務システムの設計・開発を担当 また、社内におけるSE教育担当を兼任。

1995年 IT系ベンチャーへ参画し、同社のパソコン教室/インターネットカフェの立ち上げ及び企画運営全般を 担当、またインストラクタも兼任し、パソコン教室を軌道にのせる。

1997年独立。資格取得専門学校の講師として、学生や社会人のキャリアアップ支援事業に携わり、 情報処理関連の資格取得講座講師として、多数の大学および民間企業・公的機関・団体に対し、資格取得講座等 を担当。

 

2005年よりコーチングを学び、現在はパーソナルコーチングやコーチングトレーニングのトレーナーを務めるとともに、 段取り力、仕事の進め方、ストレスマネジメント、パーソナルファウンデーション強化や部下育成などの、 ビジネスコミュニケーション/ビジネス推進スキルの研修企画開発ならびに講師として活動中
年間100を超える講座を担当。

2011年より、断捨離トレーナーとしてのノウハウとコーチングを融合させ、主に仕事をもつ女性に対しての、 ファウンデーション強化・ライフスタイルの向上によるパフォーマンスアップを目的としたセミナーや直接自宅や職場に 訪問してのコンサルティングやQOLアップのためのコーチングを提供している。

 

2011年から本格的に始めたマラソンは、いまやライフワークに。フルマラソンはもとより、100キロを超えるウルトラマラソン、トライアスロンとその幅を広げ続けている。

「仕事をもちながら自分らしく生きる女性たちが、さらにご機嫌に輝く人生を楽しんでもらうために」  その思いを胸に、仕事と愉しく向き合っている。

 

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