■働きウーマンのワークライフバランス術
~ 他人や環境のせいにする前に・・・ - 自責の気持ちを持ってみる
こんにちは!
ビジネス&ライフスタイルコーチの今本待喜子です。
【働きウーマンのワークライフバランス術】
毎回ご愛読をありがとうございます。
いつも多忙なあなたが、
仕事も家庭も充実させ、
よりごきげんな人生を送るためのちょっとしたヒントを
7回に渡り綴ってきました。
今月8回目、いよいよ最終回です。
今月のテーマは
【自責の気持ちを持ってみる】
です。
日々、何事もポジティブに前向きに楽しく暮らせれば・・・
誰もが望むことでしょう。
でも現実は、
理不尽なことが起こります
腹立たしいこともたくさんあります
「どうして自分だけが・・・」そんな思いにかられることもあるでしょう
そう、人生、そんなにいいことばかりじゃない。
いや、特に仕事をしていると
自分自身は一生懸命やっているのに
人と人との関係性や
立場の問題
置かれている環境
などによっては、
うまくいかないことが多々ありがちですよね。
そんなとき、
あなたの中に起こることはどんなことでしょう?
「あの人のせい」
「自分を取り巻く環境のせい」
「私は悪くない」
そういう気分に支配され、悶々とした時間が続く
どんどんストレスが溜まる
仕事が面白くなくなる
きっとそういう経験、誰にだってあるはずです。
もちろん私にも過去、よくあったことです。
ただ、コーチングを学ぶようになってから
ちょっと意識を変えることができるようになりました。
それが、
【自責の気持ちを持ってみる】
ということです。
起こることは、本当に理不尽なことが多いものです。
そう、
【私のせいではない】
確かにそうでしょう。
ただ、
それをずっと主張していたって
誰かや環境のせいにしていたって
決して、物事は前には進みません。
ただただ、自分のなかのモヤモヤが続くだけ。
つまり、
多大なエネルギーの無駄使いをしてしまうわけです。
そんな負のスパイラルに陥りかけた時、
私は自分に問いかけます。
「悪いのは私ではない。
でも、もし1%でも私に責任があるとしたら、それは何だろう?」
と。
「そうだ、事前に一言確認しておけばよかったな」
「もうちょっと掘り下げて質問しておくべきだったな」
「安易に頼んだ私が悪かったな」
結構、自分にも至らない点があったことに気づきます。
結局はお互い様。
「喧嘩両成敗」
とはよく言ったもので、
責任が、0対100 はあり得ないものなのでしょう。
それがわかれば
あとは、
【今、自分にできることは何か】
を考える。
「あの人が変われば」
「この環境を変えることができれば」
それがベストだと思っていても
他者や環境をコントロールすることはとても困難なことです。
問題解決に向けての重要な糸口は、
【自分がコントロールできることにフォーカスする】
ことです。
「なんで私がここまでやらなきゃいけないの」
「私のせいじゃないのに」
そう思うかもしれません。
でも、
“その方が前に進むかもしれない”
“新たなスキルや経験が身に付くかもしれない”
そして、結果的に、
“困難を乗り越えて成果を出せる”
“自分に対する周囲からの評価を上げる”
ことにつながるかもしれません。
まさに
“案ずるより産むがやすし”
ごちゃごちゃ考えるより、
他者や環境を責め続けるより、
自分ができることをすぐにやった方が
得るものは大きい
とは言えないでしょうか。
私の周りの聡明な女性たちは、
良いことも悪いことも
決して物事を他責にはしません。
絶えず、
【自分に責任があるとしたらそれは何か】
を考えています。
結局、その考え方が
彼女たちをより一層魅力的な人へと成長させるのでしょう。
あなたも私も
そういう女性として生きていきたいものですね。
【今月のホームワーク】
今、腹が立つこと、問題だと思っていること、を挙げてみよう!
それらに対して、自分に1%でも責任があるとしたら何なのかをさらに考えてみよう!
今本 待喜子 さん | ![]() |
|
ビジネス&ライフスタイルコーチ ・(財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
大学卒業後、大手自動車メーカー系列システム開発会社のSE、プロジェクトマネージャーとして、各種業務システムの設計・開発を担当 また、社内におけるSE教育担当を兼任。 1995年 IT系ベンチャーへ参画し、同社のパソコン教室/インターネットカフェの立ち上げ及び企画運営全般を担当、またインストラクタも兼任し、パソコン教室を軌道にのせる。 1997年独立。資格取得専門学校の講師として、学生や社会人のキャリアアップ支援事業に携わり、情報処理関連の資格取得講座講師として、多数の大学および民間企業・公的機関・団体に対し、資格取得講座等を担当。
2005年よりコーチングを学び、現在はパーソナルコーチングやコーチングトレーニングのトレーナーを務めるとともに、段取り力、仕事の進め方、ストレスマネジメント、パーソナルファウンデーション強化や部下育成などの、ビジネスコミュニケーション/ビジネス推進スキルの研修企画開発ならびに講師として活動中 2011年より、断捨離トレーナーとしてのノウハウとコーチングを融合させ、主に仕事をもつ女性に対しての、ファウンデーション強化・ライフスタイルの向上によるパフォーマンスアップを目的としたセミナーや直接自宅や職場に訪問してのコンサルティングやQOLアップのためのコーチングを提供している。
2011年から本格的に始めたマラソンは、いまやライフワークに。フルマラソンはもとより、100キロを超えるウルトラマラソン、トライアスロンとその幅を広げ続けている。 「仕事をもちながら自分らしく生きる女性たちが、さらにご機嫌に輝く人生を楽しんでもらうために」 その思いを胸に、仕事と愉しく向き合っている。
ホームページ |