■働きウーマンのワークライフバランス術

 ~ 言葉を変える – ごきげんな言葉を使おう!

 

こんにちは!
ビジネス&ライフスタイルコーチの今本待喜子です。

 

今月のテーマは『言葉』です。

 

ずばりお訊ねします。

 

あなたの口癖は?
普段よく使う言葉は?

 

ぜひ意識してみてください。

 

自分でよくわからない場合には、
身近な家族や友人や同僚に聞いてみてください。

 

自分が発する言葉は、
自分自身に大きな影響を与えます。


私の断捨離の師である
やましたひでこ
は、その著書『自在力』のなかで、

 

“言葉は運命を変える”

 

とまで書いています。

 

マザーテレサの名言にも、

 

「言葉が思考を決め、思考が行動を決め、行動が習慣を決め、
習慣が性格を決め、性格が運命を決める」

 

とあります。

 

では、どんな言葉を使うといいのでしょう?

 

ここでは、逆に使わない方がよい言葉をあげて説明してみましょう。


先述したやましたひでこの「自在力」のなかから引用すると、

 

(1)自分の行動に制限を与える言葉
どうせ、しょせん、せっかく、など。

 

これらは、否定語と一緒に使われることが多く、自己肯定感を下げる言葉。
自分で自分を卑下していませんか?


(2)悪口・陰口
他者を悪く言うことは、潜在意識を通じて自分自身を傷つけること。
“悪口を言う自分”ってごきげんじゃないですものね。


(3)二重否定(~ないと~ない)
「勉強しないといけない」
「捨てないと部屋が片づかない」

 

否定の否定はつまり肯定ってこと。
なら最初から肯定文で言い切った方がいいですよね。
「勉強する」
「捨てる」
と。


(4)ぼやけた言葉
「~したいと思います」

 

これは行動に結びつきにくい。
意志を表すのなら「~します」でいいはずです。


(5)後ろ向きな願望と期待
「どうしたらいいんだろう」「どうなるんだろう」

 

本当はどうしたいのか、どうありたいのか、自分に問いかけて、
「私は~します!」「私は~なります!」とコミットする。
腹にぐっと力が入りますよね。

 

いかがでしょう?
あなたが使いがちな言葉がありましたか?

 

他にも私自身、

「忙しい」ではなく 「やることがたくさんある」
「できない」ではなく 「しない」
「苦手」ではなく 「伸び代がたくさんある」

 

というように、
ネガティブな言葉を前向きな言葉に置き換えることを
常に意識しています。

 

si_imamoto_20150810_1また、どんどん使いたいのは、

 

「ありがとう」

 

という言葉。


こう言われて嬉しくない人はいない。
他者も自分もごきげんにする言葉の代表格です。


家族、友人、同僚などはもちろんのこと、

コンビニのレジのおにいさんにも
改札口の駅員さんにも
レストランのウエイトレスさんにも

 

その場限りの他者に対しても
何かコミュニケーションがあるのなら
そのつながりに対して感謝の気持ちを表す。


「ありがとう」は出し惜しみしない。

 

大丈夫、どれだけ使っても減りはしないですから。(笑)

 

さらに、

感情はちゃんと言葉にして出してあげましょう。

 

悲しい、嬉しい、楽しい、寂しい、腹立たしい・・・

 

喜怒哀楽はあって当然。
自分の感情に蓋をする必要は全くありません。

 

感情を溜め込むと、それは執着心や嫉妬や怒りなど
二次的な負の感情へと移行します。

 

もちろん時と場合を選ぶ必要はありますが、
あなたが安心・安全と感じるところでは
素直な感情を言葉にする。


悲しいときは泣く。
楽しいときは笑う。

 

しっかりと感じきる。
しっかりと味わう。

 

そうすることで、感性も感覚もどんどん磨かれていきます。


自分の感情に対しては
いつも敏感でいたいものですよね。


言葉は自分の潜在意識に大きく影響します。
言葉ひとつで気持ちも豊かになります。
言葉はあなたをごきげんにします。

 

『言葉を味方につける』


言葉はあなたの素敵な相棒になるはずです。

 

【今月のホームワーク】
あなたの口癖を書き出してみよう!
ネガティブな口癖はどう言い換えればよいか考えてみよう!

 

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今本 待喜子 さん

ビジネス&ライフスタイルコーチ

・(財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
・やましたひでこ公認断捨離トレーナー

 

大学卒業後、大手自動車メーカー系列システム開発会社のSE、 プロジェクトマネージャーとして、各種業務システムの設計・開発を担当 また、社内におけるSE教育担当を兼任。

1995年 IT系ベンチャーへ参画し、同社のパソコン教室/インターネットカフェの立ち上げ及び企画運営全般を 担当、またインストラクタも兼任し、パソコン教室を軌道にのせる。

1997年独立。資格取得専門学校の講師として、学生や社会人のキャリアアップ支援事業に携わり、 情報処理関連の資格取得講座講師として、多数の大学および民間企業・公的機関・団体に対し、資格取得講座等 を担当。

 

2005年よりコーチングを学び、現在はパーソナルコーチングやコーチングトレーニングのトレーナーを務めるとともに、 段取り力、仕事の進め方、ストレスマネジメント、パーソナルファウンデーション強化や部下育成などの、 ビジネスコミュニケーション/ビジネス推進スキルの研修企画開発ならびに講師として活動中
年間100を超える講座を担当。

2011年より、断捨離トレーナーとしてのノウハウとコーチングを融合させ、主に仕事をもつ女性に対しての、 ファウンデーション強化・ライフスタイルの向上によるパフォーマンスアップを目的としたセミナーや直接自宅や職場に 訪問してのコンサルティングやQOLアップのためのコーチングを提供している。

 

2011年から本格的に始めたマラソンは、いまやライフワークに。フルマラソンはもとより、100キロを超えるウルトラマラソン、トライアスロンとその幅を広げ続けている。

「仕事をもちながら自分らしく生きる女性たちが、さらにご機嫌に輝く人生を楽しんでもらうために」  その思いを胸に、仕事と愉しく向き合っている。

 

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