みなさん、こんにちは。
川崎で温熱美容サロンをしています七美こず衣です。
最近、よくウェブのコラムなどに登場してくる「劣化」という言葉・・・ あれって何でしょう?
私にはどうも引っかかる言葉です。 嫌な気分になります。
先日もある女優さんを名指しで、「劣化」「劣化」と表現しているコラムがありました。
え~~~しかも、それを書いてる記者って女性ではないですか!!??
まだまだ美しい、いや年齢を重ねるたびに美しさが増してくるような女優さんを「劣化してきた」と言うのだから、その記者はおそらく 20 代か 30 代なのでしょう。
しかし、同じ女性が女性に対して、そんな風に茶化した文章を書くのに驚いてしまいました。
そこで、「劣化」という言葉がなぜ出来たのかを調べてみました(笑)
コラムニストの辛酸なめ子さんの言葉を引用させていただくと、
「きっかけは、アニメの“永遠に年を取らない美少女キャラ”が流行ったことでしょう。二次元キャラクターに見慣れたオタク男性 が、生身の女性の変化を受け入れられず、『劣化』といい始めた。5~6 年前ぐらいのことです。さらに最近は、ネットのまとめサ イトでは女優などの映像のキャプチャー写真を出して、過去と現在を比較して『劣化だ!』と指摘するブームまで起きています」
ふむふむ、「劣化」とはオタクの世界から生まれた言葉だったのですね。
出来れば、そのオタクの世界だけに留まっていて欲しい言葉です。
わたしたち世代の、正真正銘の大人の年齢になったら、そんな言葉は使いたくない。
もちろん、若い時の自分のお肌って言ったら、みずみずしくって、空気さえも跳ね返すような弾力 とハリがあった。 今のワタシには、それはない。 しかし、それが何だと言うのだ(笑)
「劣化」という言葉に反して(もちろん反対語ではないのですが)、「品格」という言葉がふと頭に浮かびました。
この歳になると肌の弾むような「みずみずしさ」はなくなったけれど、代わりに「品格」というか、大人としての落ち着いた品のある「気持ちというドレス」をいつまでも、纏っていたいと思うのです・・・ それは年齢を重ねるほどに思いが強くなります。
あのタイタニックの映画の老婦人のように、いつまでも真っ赤なペディキュアもしていたい。
大ぶりの宝石も身につけても、とってつけたようには見えない自然さを醸し出したい。
日本も欧米諸国のように、「大人にこそ美学」だという認識が少しでも広まればいなと思ったりします。
それにはやっぱり大人の私達が、娘世代の若い子のメイクやファッションの真似をするのではな く、大人としての美しい品格、風格を身につけなければならないのではないかと、思ったりするのです。
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