大人女子の夢実現をサポートしてくれるプロをご紹介するインタビュー。
今回は、その人の持つ「ストーリー」を引き出し、カタチにして起業支援をしてくれるアンドストーリー代表原 りゅうこさんにお話を伺いました。


-原さんはこれまでに、いろいろなお仕事をされてきたとお聞きしていますが・・・

「実は、かなりバラエティに富んでいます(笑)
大学を卒業して最初に就職したのが大手旅行会社の本店営業部。仕事はやりがいもあったんですけれど、海外に住みたいという気持ちが湧きあがってきてしまい、会社を辞めて2年間フィジーでツアーガイドをしていました。
帰国後、英語をもっと勉強したいと思って3か月間アメリカに留学。
その後は通訳・翻訳業務を担当する派遣社員、社内の業務改善コンサルタントなど、20代の頃はピンときたことはすぐにやってしまうという、行動力の塊のような感じでした」


-ご結婚はその後ですか?

「はい。夫は当時モルジブに住んでいて遠距離恋愛だったんですが、結婚を機に私もモルジブに移りました。
本当はそこでゆっくり暮らそうと思っていたんですが、時間が経つと働きたい気持ちがウズウズしてきてしまって、業務改善コンサルティングのノウハウを活かして現地の会社に就職し、若い人材の活性化対策などを行っていました」


-働くことが心から好きなんですね。その好きが高じて、ご自身で事業をはじめたんですか?

「日本に帰国したときには、長男が1歳、そして次男を妊娠していましたので、しばらくは子育てを楽しもうとのんびりするつもりでいたのです。
でもやっぱりずっと家にいることができず、時間の融通がきく派遣社員として外資系企業で働いていました。
それに飽き足らず自宅でスリランカ製のママ&キッズ雑貨を扱うネットショップを開いたのですが、さすがに忙しくなりすぎて寝る時間もないような状態になり、ネットショップは2年間でやめました。
ですがその時の経験が、ネットショップのコンサルティングやホームページ制作など今のお仕事につながっていると思います」


-起業のきっかけは、どのようなことだったんですか?

「長男が小学校に入学するとき、派遣社員ではなく、ちゃんと仕事に向き合おうと再就職を考えたのです。
実は自分の経歴にちょっと自信もあったので、すぐどこかに入れるだろうと甘く考えていました。
ところがキャリアが一貫していない、子供がいて残業ができないという理由で、どこも採用してくれない。
これはマズイとさすがに焦りました。
そこで自分で時間をコントロールしながら働くには、自分で起業するしかない、と思った時に自分のストーリーを分析し、何ができるのか、何が楽しいのか、どういう方向に向かいたいのかを考え、ストーリーを伝えるホームページ制作で起業しました」


-社名にもありますが、原さんは「ストーリー」というものを大事にされていますね。この「ストーリー」とは、具体的には何を指すんですか?

「例えば履歴書や職務経歴書を書く場合、そこにはどこの会社に入った、こんな仕事を手掛けたといった、結果だけが淡々と書かれますね。
でも実際にはその結果を出すために、その人はいろいろなことを考え、努力し、取り組んできているはずなんです。
こんな風に、その人の歩んできた道やそこにあった想いという過去と、それをもって誰に何を実現 したいのかというビジョンという未来をつないだものを「ストーリー」と表現しています」


-原さんはこの「ストーリー」を軸にした起業支援をされていますが、起業にあたってこの「ストーリー」は必要なんですか?

「大きくふたつの意味で、とても大切だと考えています。
ひとつは、自分が何のために起業するのかを明確にできるということです。
私の元には、ただ漠然と「○○がしたい」という気持ちを抱えてくる女性が多くいらっしゃいますが、ではなぜそれをしたいのか、それは自分に必要なことなのか、といった部分が明確になっていないケースがたくさんあります。

この軸(ポリシー)がしっかりしていれば、自分が取るべき行動や、良くない状況になった時に軸に沿った的確な対処ができますが、それが無いと事業自体がグラついてしまう可能性もあります。

また、やはり起業には向き・不向きがありますから、突き詰めて考えることで起業するのかしないのかの正しい判断ができる場合もあります」


-もうひとつのメリットは何ですか?

「ビジネスをする上で、差別化につながるということです。
自分のしてきた仕事、それによって得たもの、それに向かって努力したことなど、積み重ねてきたものは全部その人オリジナルの財産です。
つまり、まったく同じ思考で同じことをやってきた人は、この世の中には二人と存在しないということです。
それが差別化するポイントとなり、自分の強みにもなります。
ビジネスにおいては差別化はとても重要ですので、自分のストーリーを突き詰めることで、どこをどのように差別化すると自分の個性が世の中にアピールできるのかが明確になります」


-なるほど、「ストーリー」というと、何かフワフワしたもののように感じますが、しっかりと実利につながっていくんですね。
原さんにご相談した場合は、どこまでのサポートをしてもらえるんですか?


「その人のお話をじっくり伺いながら、その人だから出来ることを見つけ、ストーリーをホームページや名刺、プロフィールなどのカタチにして、拡げるサポートをしながらお客様に伴走していきます。
そのストーリーを軸にしたホームページのデザインや制作、運用支援なども行います」


-この夏には、女性起業家を支援するためのショッピングモールをスタートされるとお聞きしていますが。

「『アークロス』というショッピングモールのスタート準備を進めています。
これは記念日・誕生日プレゼントを忘れないように提案してくれる、忙しい女性のためのアニバーサリーギフトモールです。
このモールにはこだわりの商品を扱うショップや、ユニークなサービスなどが登場する予定で、それらのショップを運営するのはすべて女性起業家です。
女性が、女性の為に素敵な商品やサービスを提案するちょっと変わったショッピングモールです」

-どんなショッピングモールになるのか楽しみです。
では最後に、この記事を読んでいる皆さんにメッセージをお願いします。


「よく「私には才能が無い」という女性がいますが、そんなことはありません。ただ、自分の才能に気付いていないだけです。
それに気づくと自身も持てて、自分はこの世界に一人しかいない無敵の存在なんだと感じることができます。
起業をする・しないに関係なく、自信を持ってステキに輝く女性が増えるとうれしいですね」

 

◆編集部の一言
お会いしたとたんに、フットワークの軽さとパワフルさが伝わってくる原さん。お聞きしたご自身の「ストーリー」も、実にバラエティに富んでいました。とても明るく気さくなので、起業を考えている女子にとっては、頼れるお姉さんとしていろいろな相談ができるように思います。

 

原 りゅうこ さん
2009年WEB制作として起業、アンドストーリーを立上げ。
女性起業家・法人の新規事業についてのホームページ制作・ブログカスタマイズに携わる。
2011年10月、ホームページ制作だけではなく、モノやサービスを売る方の「ストーリー」を引き出し、その人だからできることをプロデュースした方の加 速力に驚き、これをもっと広めていくために、講座や個人セッションで一人ひとりのストーリーから「あなただからできる無敵な自分の第一歩」を引き出すサ ポートを手掛ける。

◆「アンドストーリー」ホームページ