安部政権が掲げる女性活用の拡充。

会社の中で管理職に就く女性も少しずつ増える一方、起業する女性たちも意外と身近にいたりします。

この起業という選択。

相変わらず閉塞感のある日本の中で、女性をシアワセにするものなのかどうなのか?

【doppo】的な視点で、「オンナの起業」について考えてみたいと思います。

 

●オンナの起業は実際、どうなのか?

 

まずは起業した女性たちの実態を、簡単に調べてみました。

女性の起業について調査したデータはいくつかあるのですが、ここ数年の傾向についてまとめられたそれら資料を読んでみると、こんなことが見えてきます。

 

・起業希望者・起業家に占める女性の割合は約30% ここ数年大きくは変わっていない。

・起業希望者の中で40代女性の割合は約25% 起業家の中での割合は約17%。他の世代と比べると、起業を希望する人と実際に起業する人の数の差が大きい。

 

・女性が起業する分野として一番多いのが「個人向けサービス業」で約25%。次に「医療・福祉」(13%)、「飲食店、宿泊業」(15%)と続く。

・一般消費者を主な販売先としている割合は76.5%で、男性よりも高い。

 

・女性起業家の開業直前の職業は、「非正社員」「専業主婦」の割合が男性よりも高い。

・女性起業家の勤務キャリアをみると、「起業した職種に関連した業務経験のある割合」「管理職経験のある割合」が男性よりも低い。

また半数近くがキャリアの中断を経験している。

収益ベースで見ると、同じ業種の経験のある起業家の方が、無い起業家よりも黒字化しやすい。

 

・起業家全体の約7割を占めるのが自営業主。

その自営業主の個人所得は年々減少傾向。直近の2012 年では100 万円未満が3 割超、200 万円未満が5 割超を占め、300 万円未満になると7 割を占める。

・一方で収入を起業の理由としている女性の割合は男性より少ない。一番多いのは「自由に仕事がしたかった」(47.6%)

 

・女性起業家の収入以外の満足度をみると、仕事に対して「満足」と答えた割合は72.2%。

私生活に対して「満足」と答えた割合は46.8%。

仕事の能力の発揮について「満足」と答えた割合は51.9%。

いずれも「不満」を大きく上回っている。

 

ざっくりまとめると

・女性起業家の数自体は大きく増えているわけではない。

・非正社員の人や専業主婦が、自分に身近なサービス業で起業するケースが多い。

・収入以外の部分で満足を得ている女性が多い。

といったことが言えそうです。

 

*参照元

中小企業庁 中小企業白書2014

日本政策金融公庫総合研究所 女性起業家の開業~「2013年度新規開業実態調査(特別調査)」の結果から~