新しい一年がスタートしました。
今年1回目の特集テーマとしてdoppoが選んだのは、「おひとりさまなアラフォーの皆さん、ちょっと将来のことに向き合ってみませんか?」というご提案です。
将来のことって、考え出すと不安になりますよね。
だから毎日を充実させて、先のことにはできるだけ頭が行かないように蓋をしてしまうクセ、私たちには実際あると思います。
ですが、私たちはすっかりオトナ。
目を背けていれば、不安はいつの間にかどこかへ消え去る・・・なんてことはないことを、とっくに知っています。
「よくわからないから」「面倒だから」とハードルから目をそむけていると、対処する時間も無くなってしまいます。
不安を引き起こす最大の原因は、つかみどころが無いこと。
だったらその不安を一度つかみどころのある形にしてしまって、そのハードルを越えるスタンバイを具体的にしていくことが、明るく穏やかな自分の未来をつくることにつながります。
今回の特集では、不安をつかみどころのある形にしていくことから始めていこうと思います。
●おひとりさま・アラフォー女性の前に今後現れる「7つのハードル」
ハードル1:お金
心に差し込んでくる不安の正体を探っていくと、それが「お金」から発生していることが少なくありません。
特に大きいのは、老後のお金の心配。
いったいいくらあれば足りるのか、自分はそのお金を用意できるのか・・・
お金は言うまでもなく数字です。
会社の仕事であれば、「その期に達成すべき売上」と「その売り上げを達成するための手段」を考えますよね。
つまりこれと同じ発想を、自分の人生に当てはめることが、不安を消していく最初の一歩です。
まずは今、自分がどのくらいの貯金を持っているかを洗い出し。
これは通帳などを見ればすぐわかりますね。
次に、年金がいくら受け取れるのかを調べます。
年に1回送られてくる『ねんきん定期便』を見ると、その確認ができます。
今まで封を開けたことが無いという人は必ずチェック。転職などで未納期間が無いかどうかもあわせて確認してください。
次にするべきは、「では一体この先、いくらお金があればいいのか」をシミュレーション。
まずは今、月に、そして年にどのくらいの出費をしているのかを計算してみます。
そしてそれを、仮に平均寿命の80歳分まで掛け算してみる。
それが今後必要な「私の生活費」のベース。
その金額と、自分が将来的に得られるお金の差を比べ、次にその差を埋める為に自分としてどうするかを考える・・・
計算した結果愕然とすることも多いと思いますが、必要なお金を算出できたのは大きな一歩。
あとは支出を抑える、殖やす方法を考えるなど、具体的な手段を講じていけばいいわけです。
これはきっと、ひとつの目標にもなっていきます。目標のある人生は、ハリをもたらし、濃い経験ができるようになりますよ。
ハードル2:仕事
お金の話と合わせて考えておきたいのは、それを稼ぐ手段となる「仕事」のこと。
投資などでお金を稼ぐ方法もありますが、やはり基本となるのは働いて稼ぐ方法です。
はっきりしたデータはありませんが実感として、今のところ定年まで働く女性の数はそう多くは無いと思います。
というのもこれまでは、結婚などでキャリアチェンジする人が大多数だったからです。
そのため50代以降の働き方の参考となるような人は、極端に少ないです。
一方で今のアラフォー・40代世代は結婚しない率も高まっているので、50代以降もなんらかの形で働く(働かないといけない)人が増えてきます。
参考となるモデルがいないので不安にもなりますが、そこは考えよう。
自分らしいワークスタイルを作ってしまえばいいだけです。
今の職場で少しでも長く働けるように頑張る
資格を取ってステップアップする
非正規雇用から抜け出して、正規雇用されるように動く
気力のあるうちに起業してしまう
いろいろな選択肢があります。
これからのアラフォー・40代世代にとって仕事は単なるお金稼ぎではなく、「生きがい」になっていくはず。
自分がやりがいを感じる方法を選び取っていきましょう。
ハードル3:住まい
我が家が安息の場所にならないと、毎日は快適になりません。
インテリアなどもそうですが、それ以前に考えたいのは「どんな所に住むか」
この先ずっと賃貸でいいのか、マンションを買うのか、親との同居を考えて実家をリフォームするのかなど、いろいろな選択肢があります。
これを決めるのは、「自分がどのような暮らしをしていきたいか」ということ。
損得の前に、どういった場所なら自分か快適に暮らしていけるかを考えるのが先です。
それが決まったら、その中でどういった物件なら・購入方法ならリスク・負担が少なくて済むかを考えます。
何も決めずに物件を見に行ったりしてしまうと、営業さんに押されて自分らしい選択ができなくなります。
高い買い物になるので、最終判断は慎重に。
また親との同居を考えるなら、親がどの程度資金を用意できるのか、自分の負担がどのくらいになるのか、お金の件もきちんと話し合いましょう。