●女豹ライター、島田佳奈さんからのメッセージ

 

今回の特集にあたり、昨年『腐らず、枯れず、咲き誇れ! アラフォー独女の生きる道』 という、私たちの背中を押してくれる本を出版された女豹ライターこと島田佳奈さんに、おひとりさまなアラフォー女性がどう生きるべきか、お話を伺いました。

 

-島田さんから見て、最近のアラフォー・40代独身女性たちの傾向はどのようなものでしょうか?

 

「イキイキと仕事もプライベートも充実しているような感じの人が多いですが、どこか自信のなさが見え隠れしていますね。
毎晩飲み歩く、華やかなパーティーにしょっちゅう行くといった、「独身ならではの自由」を満喫する日々の裏に「孤独と向き合うことを避ける」意識が働いているようにうかがえます。
逆に「おひとりさま」なことを自虐的にアピールして笑いを取る人は、問題をシリアスにしたくない気持ちの表れではないかと想像します」

 

-結婚という二文字は、いつも私たちの頭の片隅でうずいていますが、これはどうすべきでしょうyか?

 

「この“自信のなさ”の根っこにあるものは、おそらく「まだ結婚していない」「このまま独り身でいいのか」という迷いや不安からくるものではないかと思います。
不安は「わからない」ことに抱く感情です。わかってしまえば不安はなくなります。
そのためには、ひとりの休日に未来のシミュレーションをやってみましょう。
「結婚した場合」「結婚しなかった場合」の、あなたにとって最も幸せだと思える人生とは何か。

両方のケースを、できるかできないかは考えず描いてみるのです。
「このように進めばいい」と思える道筋がイメージできれば、結婚を「しなきゃいけないもの」という発想がなくなり、自由な気持ちになれるはず。

どっちに転んでもあなたは幸せになれるのです」

 

-40代女性にとっての結婚について、どのように思われますか?

 

「まずは結婚する場合に考えておくことから。

20代の頃と同じように考えていたら、結婚相手を見つけるのも大変だし、結婚してからもさまざまな落とし穴が発生してしまいます。
「もう40代だから」と卑下する必要はありませんが、大人ならではの魅力と適応力を発揮したほうがいいですね。

出産や双方の親の介護など、20代とは違い早いうちからシビアな問題にぶつかることが予想できるので、「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、パートナーとの信頼関係を上手に築きたいものです。

 

次に、結婚しない場合に考えておくこと。

若い頃と違って「どうせ長生きするつもりないから」なんて甘い考えでいられないことは、40代ならそろそろわかっているはず。

人生80年と想定し、後半のライフプランは今から計画をすべきです。
貯蓄や不動産や相続といった問題もだんだん現実的になってきますが、そればかりに囚われてしまったら人生つまらなくなってしまいます。
人生経験を積んだ大人の女は、若い頃より「夢を現実にする」スキルを持っているはず。

あと40年あると思えば、これから夢を描いても遅くはないのです」

 

-結婚しない場合、いろいろな将来不安が浮かんでくるわけですが、どのように対処していけばいいでしょうか?

 

「まず健康に関する不安が頭に浮かぶと思います。

私の本にも書きましたが、アラフォーはプレ更年期。

今のうちに婦人科で自分のホルモン量や子宮の状態など“現状”を調べ、来たるべき更年期に向けて知識を仕入れておきましょう。
いざ更年期がやってきてからドクターショッピングをするのは辛すぎます。

今のうちに、なんでも相談できる婦人科のドクターを見つけておけば、心強いです。

 

次にお金についてですが、将来の年金がアテにできないことを考えれば、とにかく体が動く限り、何歳になっても働き続けるのがベストな選択なのはいうまでもありません。

貯めるのも大事ですが、定年に左右されず収入を得られる方法(仕事や投資など)を今から考えておくのは、ライフプランの上でも決して早すぎるということはありません。

心配性な人は、FPに相談して試算してもらいましょう。
「一生独身とは限らないし……」と架空の配偶者(の財力)をアテにする、親の遺産に期待するなど「取らぬ狸の皮算用」だけはNG。

もうあなたは大人なのですから、他人を頼らない人生設計をしておくべきです。

 

また親の介護も大きなハードルです。
すでに他界していたり家庭の事情により縁を切っていない限り、今後やってくる介護は避けて通ることができません。
いざ介護が必要なほど弱ってから親子間で揉めるのは悲しいし、親の望むまま無理なことを受け入れていたら、あなたが潰れてしまいます。
最後の親孝行としてできること・できないこと、親自身はどのように考えているか(どこまで期待しているか)等、元気なうちに話しておくことをお勧めします」

 

-最後に、40代独身女性へのメッセージをお願いします。

 

「人生は、誰のせいでもなく自分自身が「どのように生きるか」選び取っていくもの。

いつだって“今日”が一番若いことを思えば、迷ったりためらったりするのは時間の無駄です。
一度しかない人生、悔いのないようやりたいことはどんどんチャレンジして、毎日を全力で楽しんでいきましょう。

その積み重ねが、あなたに充実感と多幸感をもたらします。
恋愛も結婚も、遅すぎるということはありません。

若い頃と同じようにはできませんが、逆に若い頃には難しかった「大人だからこそできる」恋愛や結婚があるはずです。
折り返し地点まで生きてきたあなたは、もう自分の人生に責任が取れる(取らなければならない)お年頃。
ならば、他人に振り回されることなく、自分の「好き」を追求していけばいいのです」