●新見温泉 新見本館(北海道磯谷郡)
tk_20150220_4新見温泉は、ニセコ積丹小樽海岸国定公園内の標高505mに位置する山あいにある、2軒しか旅館がない小さな温泉地です。

そのうちの1軒、新見本館は昭和レトロな湯治宿です。

男女それぞれ内風呂が2つ、そして混浴露天風呂が1つで、毎分300リットルの噴出量を誇るため、すべての浴槽で源泉かけながしとなっています。
飲泉も可能です。飲用泉は第一内風呂に、露天風呂へは第二内風呂から行けるようになっています。

露天風呂では水着は禁止されていますが、バスタオルや湯浴み着が着用可能ですので女性も気軽に入浴できます。

また宿泊客であれば、日帰り入浴の終わった午後9時~午後10時が女性専用入浴時間になっているので、男性の目を気にすることなく入浴できます。

ミネラルの含有量は水道水の100~300倍以上あるそうで、特に飲泉は新陳代謝が促進されるため、慢性便秘や肥満に効果が期待できるのでダイエットにもよいといわれています。

 

《ここがオススメ》

なんといっても露天風呂のこの迫力満点の雪庇(せっぴ)が名物です。
露天風呂を囲むように3~4mほどせりだしています。崩れてこないかドキドキしますが、一度も崩れたことがないそうです。

このあたりは、冬は積雪2メートルにもなる豪雪地帯。

降り積もった雪が風で押し流されてできるものだそうで、これが見られるのは3月ごろです。

3月のニセコはまだスキーシーズンですから、スキーで疲れた体を癒すのにもオススメですよ。

蒸し風呂は冬の乾燥しがちなノドや気管を潤してくれます。

また、温泉成分を直接体に取り込むことができるので、普通の吸入よりも効果が期待できそうです。

ちなみに、こちらの旅館の水道から出るお水は、名水として名高いニセコの天然湧水です。

容器を持参すれば、浴場内や館内の蛇口から自由に持って帰ることもできるのがうれしいです。

 

 

●東鳴子温泉 旅館大沼(宮城県大崎市)
tk_20150220_5JR鳴子御殿湯駅という最寄駅の名前からわかるように、東鳴子温泉は1780年ころに伊達氏仙台藩の御殿湯とされた歴史ある名湯です。
珍しくたくさんの種類の泉質の温泉が集まっているのが特徴の東鳴子温泉ですが、中でも旅館大沼はアロマを使ったふかし湯や便長焼竹炭、薬石などいろいろな効果が期待できる8つの温泉が用意されています。

 

名物なのはJRの広告にもなっている母里の湯(もりのゆ)。

旅館から車で2分ほどの離れにあり、おおぬま庭園をながめながら入浴できる宿泊者専用の貸し切り露天風呂です。

もちろん旅館から送迎してくれます。

旅館建物内にある温泉は、混浴大浴場(女性専用時間帯もある)と女性専用風呂、そして貸し切り可能な5種類の風呂となっています。

日帰り入浴も可能です。

無料の休憩室はないのですが、部屋を借りて休憩(4時間まで)もできます。

要予約ですが昼食もつけられますし、めずらしく出前や持込もできるので、日帰りにちょっとゆっくりしたい人にもうれしいです。
女性の一人旅も歓迎していますよ。

 

《ここがオススメ》

白い雪が降りつむおおぬま庭園をながめながら入る母里の湯は格別です。

また保湿効果も期待できる温泉なので、ぜひ冬にも入ってほしい温泉でもあります。

 

それからこの旅館では、塩竈の藻塩と国産小豆を合わせて炊いた玄米を発酵、熟成させたものや地元でとれた旬の野菜を中心とした一汁三菜の食事を出してくれるのが女性にはうれしいですね。

 

さまざまな種類の内湯があるので、外に出たくない寒い冬でも旅館内で楽しく過ごすこともできますし、食事と温泉で心身ともにすっきり美しくリフレッシュするのはいかがでしょうか。

イベントも多く、今冬だと3月7日(土)に吟醸酒の仕込みを通して、香りという着眼点から酒についての話を発酵食と一緒にいただきながらうかがうという酒蔵「一ノ蔵」とのコラボイベントがあります。

もちろん旅館大沼での日帰り温泉入浴つきです。

 

 

 

●オススメの温泉入浴法

 

最後に朝香さんに、オススメの温泉入浴法を伺いました。

 

「一番簡単でお風呂でもできるのは分割浴です。
入浴はかなりのカロリーを消費します。

年齢や性別、体重などの条件に左右されますが、一般的に湯温40℃の湯船に10分間全身でつかった場合は、約40kcal消費するといわれます。

これは10分間、やや早歩きのウォーキングと同程度の消費カロリーです。また42℃では約80kcal。これはジョギング10分間に相当します。

とはいえ、入浴はそれなりに体に負担がかかるものでもあります。

その危険を避け、入浴によるダイエット効果を得るためには分割浴が最適です。
ちなみに温泉は、泉温42度、または40度の場合が多いです。ぜひ泉温別の入浴時間で入ってみてください。

 

《分割浴の手順》
1.手足など、心臓まで遠い部位から順に温泉で10~20回ほどかけ湯をして、全身の汚れを落としつつ泉質や温度に体を十分に慣らす。
 かけ湯は安全に入浴するためにとても重要です。

 特に冬は浴室や外気温との温度差で心臓に負担がかかり亡くなる事故が大変多いです。安全に入浴するためにも必ず行ってくださいね。

 また特に汚れた部分があったり、汗をかいたりした場合は、汗や汚れをきちんとせっけんなどで落としてから入浴しましょう。

 

2.内湯で、42度の場合は3分間、40度の場合は5分間、全身浴(肩まで湯につかる)をする。

 

3.頭を洗う。

 

4.露天風呂、なければ内湯で42度の場合は3分間、40度の場合は8分間、全身浴をする。

 

5.ボディーソープやせっけんを手で十分に泡立てて、タオルなどを使わずに手で体をやさしく洗う。

 特に温泉には角質や皮脂を落としてくれる泉質が多いですから、ごしごし洗うと肌をいためます。

 

6.露天風呂、なければ内湯で42度の場合は3分間、40度の場合は3分間、全身浴をする。

 

7.仕上げに湯口から出た新鮮な温泉を洗面器にくんで、全身にかけてあがり湯をする。

 

こういった手順になります。

 

よくある泉温として42℃と40℃をあげましたが、実はこの温度は美肌にも効果があるという研究結果もあります。
人間はHSP(ヒートショックプロテイン)というたんぱく質をもっています。これはストレスや加齢などなんらかの原因で傷ついた細胞を修復してくれるたんぱく質です。

これらを増量・活性化させることによって、美肌などさまざまな効果が期待できるといわれています。

そしてこのHSPは体への加熱ストレスによって増量・活性化します。その最適な加熱温度とは40~42℃といわれているのです。 
つまり40~42℃のお風呂や温泉に入浴しましょうということ。 美肌のほかにも疲労回復、免疫力アップなどの効果もあるそうです。
楽しく入浴して美しくなりましょうね」

 

朝香 さん tk_20150220_asaka

モデル、女優、温泉ソムリエアンバサダー。

慶應義塾大学文学部卒。

ファッションモデルとしてJUNYA TASHIRO、日・ASEAN友好協力40周年記念事業TOKYO FASHION SHOWなど国内外のランウェイショーで活躍。

ナチュラルローソン、ハウス食品といったTVCMや、野村不動産などの企業広告でモデルとしても活動するなど幅広い。

また毎日新聞デジタル「毎日キレイ」にて連載している温泉コラムが、毎回Yahoo!ヘッドラインニュースに載るなど好評を博している。

 

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