●今のタイミングで考えるマンション購入

 

「マンションを購入するのであれば、超低金利の今は絶好の機会。家を借りて賃料を毎月捨てていくくらいであれば、住宅を買ってローンの返済に充て、早く資産を作るべきです」

と話すのは、『働く女性たちへ 今すぐマンション投資を始めなさい』の著者であり、女性のマンション購入と資産形成のコンサルティングを手掛ける株式会社アリステア代表 梅田 圭子さんです。

 

梅田さんの元には、40代独身女性も多く相談に訪れるといいます。

 

「40代の独身女性の皆さんは、退職後の将来に対して漠然とした不安を抱えているケースが多いですが、その不安を整理してみると、資金があれば解消されることが大半なんです。

今は金利が低い時代。ということは、持っているお金をそのままにしていても殖やすことは難しいということ。加えて日本の財政状況を考えると、年金制度が変わっていくことも避けられないと思います。

そういった状況を見て見ぬふりをしていても、何の解決にもつながりませんし、先延ばしにすればした分だけ対処できる時間が少なくなって、もっと不安は強くなってしまいます」

 

梅田さんが提案するのは、マンションを活用した資産形成。

これは単に、金利が低い今のうちに自分が住むためのマンションを買いましょう、ということではありません。

 

「私がお勧めしているのはマンション投資で、自分の住む場所と将来的な資金を同時に手に入れましょうということです。“投資”と言うとギャンブル的なイメージが付きまといますが、私がアドバイスするのはかなり堅実な方法です」

 

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梅田さんが提案するマンション投資の方法は、

 

自宅用と投資用ふたつのマンションを購入する

 

というもの。

 

これだけ聞くと

「えー、ひとつでも相当悩むのに、マンションふたつなんてありえない」

「そんなお金出せるわけない」

と感じると思いますが、梅田さんの方法は納得できるシステムです。それは、

 

お金を借りて投資用マンションを買う→そのマンションを貸す→家賃を得る→得た家賃でローンを返済する

 

という流れをつくる、というものです。

 

「投資用マンションを購入して賃貸に出すと、毎月家賃が振り込まれます。その家賃で投資用マンションのローンの支払いを相殺させます。

このとき、投資用マンションのローンは15~17年で組みます。

自分が住むマンションの方でもローンも発生しますが、投資用のローン返済を住宅用より短い期間で組むことで、退職後の住宅ローンの支払いは投資用マンションの家賃で支払っていくことができるのです」

 

ただしこの方法を安定して運用するためには、押さえなければならない4つのポイントがあります。

 

①低金利かつ固定金利の融資を利用すること

「1%代の安い金利でお金を借りるのがポイント。金利が低ければ毎月の返済額を増やすこともでき、その分返済期間も短くできます。

また固定金利にすることで、全体的な返済計画が立てやすくなります。

私がお勧めしているのは、日本政策金融公庫の事業用ローン。固定で低金利はもちろん、女性優遇金利が利用できたり、保証料がかからないといったメリットがあります」

 

②都心の主要駅に近い物件であること

「これは、貸し出すマンションが空室になってしまうリスクを避けるためです。

全体的な入居の傾向を見ていると、都心への一極集中は当然のこと、人が集まるエリアが収束してきています。

ですので単に駅に近いというだけでなく、人が集まる駅であるかどうかを見極める必要があります」

これは貸し出すマンションだけでなく、自分が住むマンションにも言える話。

結婚が決まって別の場所に住むことになった際には、貸し出しやすくなるからです。

 

③修繕計画がしっかりしている物件であること

「修繕計画がしっかりしていれば当然見た目もきれいになり、築年数が経っても家賃の下落が少なくなります。また急に高額な修繕の必要が生じて、予定していないコストが発生することも避けられます」

 

④適正な価格の物件であること

「高すぎる価格でマンションを買ってしまうと、景気が悪くなったときの値下がりが激しくなります」

 

また購入にあたっては、「マンションにあまり“気”を入れないでください」と梅田さんは言います。

 

「マンションを“自分の城”といったように大げさに捉えてしまうと、物件はなかなか見つかりませんし、探している間に余分な家賃を払うことになります。

“仮住まい”ぐらいに考えて、今住んでいる賃貸よりも少しでも良ければ決める、というスタンスが大切です。

また、“この家がないと生きていけない”とマンションを自分の人生のすべてのように思うのではなく、家は自分の人生の1パーツぐらいに考え、自分の人生に一生懸命“気”を入れてほしいですね」