夜が長く、少し寒さを感じる季節になってくると、夜中にふと将来のことが気になったりすることはないですか?
私たち大人世代になると、将来への不安感や他人との比較、自分の経験などが相まって、迷いも複雑になりがちです。
今回特集で取り上げるテーマは「迷い」。
この「迷い」を、次へと進む力に変えていくコツについて、考えてみたいと思います。
私たち世代が迷う原因
今の40代独身女性が迷う原因、こんなところにあるように思います。
◇将来に対して漠然とした不安がある
バブルの頃と違い、日本の景気は果てしなく右肩上がりで・・・なんていう感覚はなく、生活の中では厳しい話がたくさん聞こえてきます。
高齢化、社会保障の見直し、非正規雇用の増加、景気の減速・・・
何の疑いもなく、自分も自分の周りもどんどん良い方向へ向かっていく気がしないのが今の世の中。
そんな中ではどうしても、不安の種は尽きません。
「これから私は、どうしたらいいんだろう」
不安が広がるにつれ、迷いも大きくなっていきます。
◇広がった選択肢が自分を迷わせる
男女雇用機会均等法以降、女性が働くことは一般的になりました。
そこから時が進んで現代は、女性が実に様々な形で仕事をしています。
さらに仕事だけではなく、留学したりボランティアに励んだり趣味に没頭したりと、女性の人生の選択肢が格段に広がりました。
その広がった選択肢が、自分を迷わせます。
昔のように“結婚すればオールOK”のようなワンパターンが無くなったために、自分で自分の進路を決めていかなければいけません。
「どうしたら自分らしく幸せになれるのか」
答えが出ないそんな問いに直面し、迷いは深まります。
◇これまでの経験値が比較の眼を育ててしまう
40年程度生きている私たちは、社会に出て様々な経験をしています。
また、あきらかに自分より恵まれていると思う人や、自分が成しえなかったことをやすやすと叶えている(ように見える)人もいたと思います。
自分の気持ちが弱っていると、そういった人と自分を比較してしまう眼が育ちやすくなります。
その比較の末に
「本当はこうしたほうがよかったんじゃないか」
といった気持ちが湧いて、過去の自分に対する迷いや後悔が顔をのぞかせることがあります。
ではこういった大人の迷いに対して、私たちはどう対応していけばいいのでしょう?
専門家のアドバイスを伺います。