シンガポールへ二回目の旅行に行った時のことです。
じつは二回目のシンガポール旅行は、本来の目的がイタリアにありました。
仕事を辞めたこともあり、お金はないけれど時間だけはたっぷりあったので、安い航空券を利用してシンガポールで一日だけ遊ぶことにしました。


当時、私は自分の本当にしたい仕事がまったくわからず、なおかつ目の前の仕事に耐えられなくなり、浅はかな選択をして仕事を退職してしまいました。
今思えば新卒で、私の可能性に賭けて未経験の仕事を任せてくれる会社に何てことをしたのだろう、と自分の勝手さに腹が立ちますし、あきれて恥ずかしくもなりますが、当時の私は違いました。
もう、とにかくここを辞めて、新しい自分を見つけに行くんだ!・・・ぐらいの勢いでした。青いですよね。

 

二回目のシンガポールは、限られた一日だけの時間をどうやって有効活用しようか、ということだけを考えて行動しました。


まず、とにかくインド人街で買い忘れたものを買うぞ!という目標がありました。
他には、当時お気に入りだった海外ブランドの化粧品を、チェックすること。
海外仕様の製品には、当時まだ日本で売られていなかったセルフタンニングローションやクリームもありましたし、これもやっぱり日本では未発売だったフレグランスのライン使いができる製品もありました。
フレグランスのライン使いができるだけの品揃えがあるのは、海外ならではの魅力ですよね。
私は、お気に入りの香水のシャンプーやトリートメント、ソープやバスジェル、ボディクリームなど、すべてそろえて使ってみたかったので、シンガポールで値段を確認しよう、と思っていたのです。


実際にデパートでチェックすると、あるわあるわ、のオンパレードでした。お金が足りないよ、と思うほどに・・・(悲)。
海外のデパートでお化粧品を買うメリットは、先ほど挙げたことの他に、けっこういろんなオマケがついてくるところにもあるかもしれません。
ちなみにその時私が買ったお化粧品のセットには、ゴールドカラーのブロンザー(チークやシャドーにも使える優れもので、夏にぴったりのカラリングでした)が現品1個そのままついてきて、なおかつ、とっても素敵なバニティバッグまでプレゼント!!・・・な、大盤振る舞い。
これほどまで気持ちのいい現品サービスって、日本ではなかなか見られないんですよね。
後先の予算のことなど忘れて、思わず買ってしまいました。


一人旅のいいところは、思い切ったことができる点だと思います。
たとえば、こんな風に、ちょっと無理してでもお買い物しておいてよかった、と思えることをしてみたり。
たしかに危険なこともたくさんあるとは思うのですが、きちんと周りの空気を察知できる緊張感と、おかしなことには足をつっこまない冷静さと慎重さが備わっていれば、事件になるほどのことにはならないと思うのです(みなさんはどう思われますか?)。
とは言え、中には武勇伝をたくさん作りたい女性もいるかもしれないので何とも言えませんが、自分の身を守るためには、ある程度不自由だな、と思えるほどの旅行の範囲の中で楽しむのがベストなのかもしれません。


私はそういう意味では、シンガポールでの移動は、ホテルとデパートとインド人街(明るい時間のみ)に控えたので、本当に安全でした。
まるで、こそこそと地下鉄の通路を移動しながらデパ地下を徘徊するおばさんのように、シンガポールという国をつまみ食いした感があります・・・。
まあ、でもシンガポールの場合は、夜中に暗い道を歩いていても、本当に安全~♪、と言っても大丈夫なほどなのですが・・・ 人それぞれなのでそこはあまりおすすめしないでおこうと思います。
一人で長い道を移動する時には、すぐタクシーか地下鉄、というのがいいかもしれません。

 

そして、お次はインド人街。

もともとインドのクラシックな草木模様のプリントの木綿など、エスニックなものが大好きだった私にとって、清潔な町並みでインド人の使う日用品を買うことができるシンガポールは天国のような場所でした(笑)。


サリー用の布を何種類もまとめ買いし、木綿のパンジャビスーツも購入。
ちなみに、パンジャビスーツってご存じですか?
長いトップスに共布のパンツ、ストールがついてくるスーツセットなのですが、これがもう本当に安い!
高いのもあるのですが、着やすさから言っても、ただの木綿のスーツがおすすめなんです。
売られている時には糊でパリパリ、これ、大丈夫なんだろうか・・・と疑いたくなる商品だったりしますが、お洗濯すればくったりとしたいい肌触りに変身。
パジャマに着るのがおすすめですし、ストールとしてついてくる布も本当に便利。
インテリアにも使えますし、日本でみかけないほどかわいいストールとしても使えます。
そして、薄くて軽いので、すぐ乾く! ・・・もう、神ですね。。。(わたし的に)


それから、パンジャビスーツにあわせて履くために作られている、ハンドワークで作られた本革の超硬~いシューズなども購入。
デザインが豊富にあり、本当に素敵なんです。
素足に履くと刺繍がチクチクして痛い・・・とか、結構不便なこともたくさんあるシューズなのですが、私は気にせず買うタイプです。
こんな風に、ちょっと変わったお買い物を堪能した後、私はイタリアへと向かったのでした。