シンガポールといえば、マーライオンやマリーナベイサンズがある湾の辺りが有名で、誰もが必ず訪れる場所ですが、その界隈を行き尽くした私は一足伸ばして、中心地の少し東側に位置するカトンというところへ行きました。

 

ここにはガイドブックによると「プラナカンの美しい建物が建ち並ぶ街」と書いてありました。
前日に美術館や博物館巡りをしてプラナカンの世界に魅力を感じ、興味を持ったので行くことを決定。
泊まっていたゲストハウスからも、MRTの駅で2つ隣と近くにあるようでした。

プラナカン、とはマレーに生まれ育った女性と異国の男性との間に生まれた子ども達のことだそうです。

まさに文化の融合ですね。

 

そんな歴史と文化に興味を惹かれ、てくてくカトンを歩いていました。

大きな建物がなく、住宅街になっているので中心部とは違う様子の道のりを少し迷いながらも歩きました。
すると、それらしき様式の住宅がちらほら出てきました。


「そろそろかな?」

と思いながらもう少し歩くと、パステルカラーのメルヘンな家がびっしりと並んでいます!
「うわぁーー!かわいぃ~!!」
自然と声をあげ、顔が笑顔になってしまいました。
周りに誰もいない、静かな住宅街にこんな可愛い家々が!

そこの家には住人がいるらしいのですが、そんなことはお構いなしに写真をパシャパシャ撮りまくりました。
他に観光客がいるわけでもなく、私の独占です。
こんな家に住んでいたらと妄想してしまいます。
存分にそんなメルヘン世界に浸った後で、もう少し歩いてみることにしました。

 

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その後もプラナカン建築の家や店、建物が続いています。
少し古めかしい感じがまた一段とオシャレに感じました。
大きい通りに近づくと、レストランやカフェもたくさんありました。

気がつけばもう14時を過ぎていて、昼ごはんを食べていませんでした。

この旅で大好きになったラクサを食べたいと思い、その辺りの店に突入。
でも、時間帯が遅すぎるのか、看板にはラクサの写真が大きくかかげてあったのに、ないと言われてしまいました。

しばらく探し求めて歩きましたが、結局見つからず.。
もう一度その店に戻り、しかたなくプラタというパンケーキの様なものを食べました。
でも、それがまたうまい!!
もっちりとしたパンケーキで、バナナが乗っていたりとデザート感覚のものも美味しそうでしたが、お腹が減っていたのでソーセージ&チーズ&マッシュルームのプラタを食べました。
その味にやみつきになり、次の日も食べてしまいました。値段も非常に安かったです。

 

ゆっくり休みながら食事をして、読書をして、もう少し周りの店を眺めながら散歩しました。
プラナカン模様の靴屋さんや食器屋さんがあったので、少し見てみました。

とても可愛い色合いと模様が素敵です。

将来一軒屋に住むことがあれば、こんな素敵な食器で食事をしたいなぁ…とまたまた妄想してしまいます。

 

日も暮れてあっという間に夜になったので、帰ることにしました。
ゲストハウスまでは近いのですが、歩き続けていたため体力の限界を感じ、近くのMRTの駅まで行こうとローカルバスに挑戦してみることにしました。

タイでバスに乗ったときに失敗した経験があるので、今度は初めから周りの人や運転手に行き先を聞きまくりました。
運転手さんがこのバスで行けるよと行ってくれたのですが、もう一度念のために繰り返し質問すると

「心配するな。大丈夫だから座って」

と言われてしまいました。
しつこかったかな?!と思いつつもどこか私は落ち着かず・・・

その顔を見て運転手が

「ここが駅だよ。まっすぐ行ったら左にあるよ」

と親切に詳しく教えてくれました。
駅の看板が見えたので、私は「わかりました。ありがとうございます。」とお礼を言い、バスを降りました。
しかし、降りた後もバスは発車しません。
「あれ??」

と思い、バスを振り返り見ると、運転手さんは指で駅を示しています。
私が駅に降りていくまで見守ってくれていました。

なんと優しいのでしょう!

他の乗客が乗っているにも関わらず、私が駅に入るのを確認するまで待っていてくれたのです。
私が駅に入る前にもう一度おじぎをすると、バスは短く「ププッ」っと鳴らし、走っていきました。

本当にこの時は感動しました。この地でも人の優しさに触れることができました。
私も受けた恩恵は誰かに返そうと心に誓い、MRTに揺られ、宿に無事に帰りました。

 

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