今から1年と少し前のこと、人生初の一人旅の目的地は京都。
さぁ、振り返りの女子旅に出発!
9月22日。お昼過ぎに新幹線で京都着。
駅を降りると、9月も終わりに近いというのにご機嫌な太陽に恵まれて、暑すぎるくらいの気温。
駅から徒歩圏内にあるホテルに荷物を預けた後、地下鉄で移動。
錦市場を通って、お目当ての古民家風omoカフェでランチ。
連休真っ只中の錦市場は満員電車のような大混雑で、押し合いへし合い、抜けるのがホントに大変。
でもカフェは並んだ甲斐あり、すべてが美味しくペロリと完食!
生き返った~!店員さんも愛想良くて◎
その後、再び地下鉄に乗り下鴨神社へ。
原生樹林の参道“糾の森”で自然に癒され、美味しい空気をたくさん吸って、嫌なことぜ~んぶ忘れられそう。
その参道を抜け、下鴨第一摂社の河合神社へ。
ここは女性のためのパワースポットということで、外見も内面も美しくなるよう祈願。
ここの神社オリジナルの手鏡型の絵馬に自分の化粧品でお化粧を施し、奉納。
境内で実ったカリンの果汁を使ったジュース、その名もズバリ”美人水”で喉を潤し、しばしマッタリ。
ご利益を期待しつつ、ホテルにただいま~。
ウェルカムドリンクのカクテルが、ココロとカラダに染み込んだ♪
9月23日。この旅のメインイベント、鞍馬の山歩きの日。
まずは1日の始まりに、烏丸御池のイノダコーヒーで“アラビアの真珠”を堪能。
木造2階建吹抜けのお店構えも素敵だし、噂に違わず珈琲のお味も素晴らしかった。
その後、地下鉄、市営バスを乗り継ぎ、鞍馬へ。
途中の貴船神社でほとんどの乗客が降りてしまい、最後まで乗ってたおじちゃんおばちゃんと3人で終点鞍馬寺で降車。
ここから歩く人はそんなに多く無いのかも。
おじちゃんおばちゃんも山歩きしに来た感じでは無く、恐らく地元の方だったのかな。
そしてそして、まずは歩く前の腹ごしらえ。
鞍馬寺近くの精進料理屋さんでランチ。
“ご予約のY様、お見えになりました~”と、恥ずかしいくらいの歓待ぶり。
お料理美味しくお腹いっぱい!
こちらの店員さんも愛想良く親切で、わたしも思わず、笑顔で“美味しかったです♪”とご挨拶してお店を後に。
その後、いよいよ山歩き。
鞍馬寺から貴船神社に抜けるハイキングコースは、足元こそして整備されてはいるけれど、周りの景色は正に山の中。
途中、前にも後ろにも人が居なくなることがしばしばあり、遭難したか?と本気で不安になったりも。
でも、求めていた山歩き、義経ゆかりの地をしみじみと味わいながら歩くのは爽快極まりなく、無事にゴール出来たときの達成感はいまでも忘れられず。
マイナスイオンのご馳走もたっぷり吸収して、めちゃリフレッシュ。
その夜は先斗町のお豆腐料理屋さんへ。
カウンター席に案内されると、お隣の女性もお一人様っぽかったので、“お一人ですか?”と声をかけてみた。
最初びっくりしていた彼女だが、すぐに打ち解けて会話が弾み、食べながら飲みながらの楽しい時間に。
その彼女、都内在住の46歳。独身で広告代理店勤務。ステキな独身オーラ全開!
楽しい時間を共有できて、別れ際、自分で買ったという小風呂敷と“休足時間”をおすそ分けしてくれて、わたしカンゲキ。
名前も連絡先も交換しなかったけれど、こうゆう一期一会も素敵だな。
これ、ひとり旅マジック!
お料理ももちろん美味しくて、今夜はいい夢見られそう?
9月24日。本日は雨天なり。
朝イチ、昨夜の姉さんオススメの前田珈琲@烏丸御池へ。
同じ珈琲という名前の飲み物なのに、イノダコーヒーとはまた違った味わい。珈琲って奥が深いんだな。
その後、鉄道移動で東福寺を訪問。
雨に濡れそぼる静寂の中の石庭は、しっとりと風情があってとても素敵。
京都はお天気に関係なく美しい…
東福寺を後にし、本日のランチは通り掛かりのおばんざい屋さんの”祭”。
お店のお母さんと、会話のキャッチボールしながらのランチタイム。
美味しく楽しい時間だったので、お腹いっぱいになったけど、最後にちょっと無理してご飯おかわり。
素朴な味わいが美味しかったし、”おかわりください!”は、私なりの礼儀でもあったから。
その後、お母さんに道を教えてもらって、そのまま徒歩で泉湧寺へ。
泉湧寺には楊貴妃観音様が居て、あやかるべく美人祈願のお守りを購入。女子のひとり旅ですから!
今日も1日満喫したなぁ。
9月25日。あっという間に帰京の日。
もっと居たかったけれど、何事にもタイムリミットが付き物だから。
今回の旅は、失恋の痛みを忘れるのが目的でした。
ひとり旅だと、不思議といろんな人に話しかけたくなるもので、たくさんの人と出逢い、望んで居た以上の癒しの旅になりました。